社会福祉法人 名古屋厚生会

第一保育園の一日

令和7年度 春

0歳児
ひよこ

1歳児
あか

2歳児
もも

3歳児
あお

4歳児

5歳児
みどり

5歳児「みどり組」編

食育の一環として、1年かけてお米作りが始まりました。今までの年長さんの活動を見て覚えている子も多く、「やってみたい」と意欲的な子どもたちでした。 まずは土づくりから。重いバケツを友達と協力して運び、ドロドロになりながら土をこねました。
 泥んこになるのが苦手な子には「いっしょにやってあげる!」とお手伝いをしてくれる子もいて頼もしい限りです。田植えが無事済んで、これからどんどん生長し、おいしいお米になる日が楽しみです。 この体験を通して「普段すぐに食べられる食材が、1から作ると大変なんだ」と、食に関しての興味やありがたさを感じてくれたらと嬉しく思います。

 登園すると「〇〇ちゃんまだきてない?」と大好きな友達を探し、その子が来ると「おはよう!」「きのうのつづきしよう!」と遊びがはじまります。 また楽しそうにやっているのを見て「ぼくもいれて!」と、どんどん仲間が増えていきます。園庭ではやりたいことにメンバー集まります。虫の好きな子たちはひたすら虫を探し、どんどん虫に詳しくなっていきます。時にお互いの思いがぶつかり「なんで」と思うこともあるけれど一緒に遊びたい思いの方が強く、けんか?!と思ったら一緒に遊んでる?!を繰り返す中で、相手のことを思いやり関わりが深まっています。また、一方で、一人で「これをやりたい」思いもあり、時間を忘れ、没頭する場面もあります。大人が真似できない大作ができあがり、いつの間にか成長していること、5歳児の「力」を実感します。

4歳児「き組」編

 絵本をきっかけに、みんなで話し合い、なす、とうもろこし、さつまいも、きゅうりを育てることにしました。プランターの土を耕す時「すなばのすなとちがうね」「においがする」など、感触やにおいの違いを感じることができました。準備は万端!いざ種苗屋さんに買いに行こう!お店ではたくさんの苗を見学、見比べたりお店の人に聞き、無事に買うことができました。今は「やさいが“のどかわいたよ~”っていってるかも!」と毎日すすんで水やりをし「おおきくなってる!」「このはっぱのかたち、かっこいいね」と野菜の生長を伝え合っています。栽培を通じて育てる喜びや楽しさを子どもたちと一緒に感じていきたいと思います。

 子どもたちが好きな遊びを見つけじっくり遊べるよう2つの保育室を分けることなく、いろいろなコーナーを設置しています。何をどこで遊ぶか良く分かるようになり、遊びたいコーナーに集う、遊びたい友達と何で遊ぶか相談するなど、遊び方も広がってきました。子どもの“やりたい”を尊重して、じっくりと遊びに集中できるような環境を大切にしていきたいと思います。

3歳児「あお組」編

 あお組になり体育教室が始まりました。はじめは「どんなことをするのかな」と不安気な子もいましたが、体操の先生が面白おかしく教えてくれるので、楽しい時間になっています。動物の真似をしながら、全身を上手に使って運動をしたり、鉄棒にも挑戦しました。「できるかなー」「ちょっぴりこわいなー」という子には「大丈夫だよ、先生が支えているからね」との言葉に安心して力が出せます。体を動かすことが楽しい体育教室は、運動能力を高めるだけでなく、順番を守ることや挨拶なども身につくように教えてくれます。

 新年度が始まった頃よりも友達が増え「○○くん、きょうはなにしてあそぶー?」と外遊びの相談をしています。好きな遊びを一緒に遊ぶって面白いなと感じているんだなと伝わってきます。時々トラブルもありますが、仲立ちする際には、友達の思いにも気づけるようにサポートしています。遊んだ後の子ども達の「たのしかった~」の表情にこちらも嬉しくなります。

2歳児「もも組」編

 大きな砂場が大人気!!スコップやお皿、型抜き、車など好きな玩具を見つけると、砂場の中へ! 砂を入れたり、固めたり・・・と毎日砂だらけになりながら、砂の感触を味わい楽しんでいます!! 遊ぶことでどんどん上手になってくる子ども達。今日は何を作って遊ぼうかな?

 シャボン玉遊びが始まるとみんな集まってきます!何度も遊ぶことでコツがわかるようになってきて、小さいものや大きいものなど、たくさん作れるようになりました♪シャボン玉が舞うと、「できた!」と満足そうな子ども達。みーんなシャボン玉名人です。

1歳児「あか組」編

 保育士がもうすぐ生まれそうなアゲハチョウのさなぎを持ってきました。生まれたばかりのちょうちょに目がくぎ付けです。しばし保育室の中で触れ合ったあと、空に逃がしてあげました。ちょうちょを間近で見る、貴重な時間でした。

 一言で「園庭遊び」と言っても、子どもたちそれぞれの楽しさがたくさんあります。からだを動かす子、虫を観察する子、友達と一緒に楽しむ子。みんな自分の「すき!」を探していて、その表情はいきいきとしています。

0歳児「ひよこ組」編

 ひよこ組では生活の基本である「食事・睡眠・排泄」を大切に安心して過ごせるようにしています。授乳や食事は“楽しい時間“を一番に考え、ゆったりとした雰囲気を作り、自分で食べる嬉しさや喜びを感じられるようにしています。ミルクの子は保育者と見つめ合いながらゆっくりと愛着関係を作っています。保育者がエプロンをつけて食事の支度をはじめると「まんま~!まんま~!」と期待いっぱいで見つめる子ども達。「これ、なんだろう?」とじっと見つめている時は「食べてみる?」と声をかけると‘あーん‘と大きく口を開けてくれることも。手づかみで意欲的に食べる子もいて、あっという間にお皿が空っぽになります。「おいしかったね」「たくさん食べたね」と声をかけながら、子どもの気持ちに寄り添っています。

 身体を動かすことが大好きなひよこ組さん!お部屋の中でも「さわりたい!」「いってみたい!」と意欲満々です。ソフトマットのアスレチックを登ったり降りたり、ボールプールから出たり入ったりと好きな場所で楽しんでいます。アスレチックは段差があり、「大丈夫かなぁ?」と手伝うか迷うこともありますが、かえって子どもが緊張することもあるので、できるだけそばで見守るようにして、自分でやってみようとしている気持ちに寄り添っています。「なんだろう?」「たのしそう」という小さな好奇心に共感し、子ども達が少しずつ行動範囲を広げ成長していく姿を、これからも見守っていきたいと思っています。