暑かった夏も終わり、外へ出るのが心地よい季節になってきました。小園庭の木々の葉も少しずつ茶や黄と色をかえ、落ち葉になり始めています。保育士がその葉っぱを集めていると、一人の子がままごとのお皿をもってきました。地面にあった葉っぱをお皿に乗せてはお友だちや保育士に渡してくれるのです。“ありがとう”、“はい、どうぞ”などと子ども達の嬉しい気持ちや満足した気持ちに共感し言葉にして伝えています。まだまだ小さいひよこ組の子ども達ですが、目の前にある玩具を使い、遊びを考えているように思います。並んでいたバケツに一人の子が座っていると“ぼくも!わたしも!”と増えていき、可愛らしい姿が増えていきます。次は“こっち行きたい”と歩き始め、保育士に支えてもらいながら橋を渡るように進んでいきます。並べてみたり積んでみたりと自由な発想で楽しく遊べるように、これからも近くで見守り、一緒に遊んでいきたいと思います。
月齢差があり、歩いたり走ったりすることができる子もいれば、寝返りやハイハイ、うつ伏せで過ごす子もいて、個々の成長や生活リズムに合わせて一緒に過ごしています。室内で過ごした日、ボールプールを目にして、まだ上手にボールを持てない子に“はい、どうぞ”と手に持ったボールを渡してあげる子がいました。月齢の小さい子はたくさん動ける月齢の大きい子を目で追いながら刺激を受け、手足をバタバタさせて喜んだり、“あー”、“うー”と話しかけたり…。月齢の大きい子は顔を覗き込んで喜びを共感したり、頭や背中をさすってあげたりしていて、お互いの姿に保育士もほっこりしています。保育士や友だちと関わって遊んだり、簡単なやりとりができたり、ますます表情も豊かになってきています。一人一人とコミュニケーションを取りながら、心身共に成長していく姿を、気持ちに十分寄り添い、見守っていきたいです。