社会福祉法人 名古屋厚生会

第一保育園の一日

令和5年度 夏

0歳児
ひよこ

1歳児
あか

2歳児
もも

3歳児
あお

4歳児

5歳児
みどり

0歳児「ひよこ組」編

 絵本との触れ合いが大好きな子ども達。とにかく棚から絵本を取り出すことを楽しむ子や、興味をもった絵本を取り出して“読んで”と保育士に差し出す子と、子どもの姿は様々です。お友だちが近くに来ると「あ!」と絵本を指差して“一緒に見よう!”と誘っているようにも見えます。

 毎週木曜日には貸し出し絵本を行っており、たくさん触れたりめくったりしてお気に入りの一冊を自分で決めています。これからも子ども達の興味、季節等に合わせて絵本を用意し、一緒に読んだりすることで、様々なお話に触れ、豊かな感性が育まれるようにしていきたいと思います。

 布団圧縮袋の中に水をいれたものとビニールプールを組み合わせて“大きな海”を用意すると「なにこれ?」と興味津々の様子。中に入ってみると魚がいることに気が付き、指先を上手に使って捕まえようとしていました。叩いたり歩いたりすると“クチュ”という不思議な感触や“ヒヤッ”とする冷たさに触れることができ、とても喜んでいました。

 小園庭に出て温水遊びに誘うと…興味はあるけどなんだかちょっと怖い。胸のドキドキが保育士のエプロンを掴んでいる手から伝わってきます。大好きな子は“ピチャピチャ”と音をたて満面の笑みでした。他にも食物や絵の具等に触れる機会を設け、様々なにおいや感触、音等を感じ、五感を育むことができました。

1歳児「あか組」編

 冷凍庫で作った氷をたらいの中に氷を入れると「つめたーい」と歓声をあげ一方では、容器を使ってすーっと動く氷を捕まえようとして集中力発揮です。ペットボトルのふたの裏に絵の具をつけておくと、容器を振ると絵の具が溶けて色がつきます。「あれ?」と何度も振ってその不思議さも感じました。シャワーでは水を触ろうと一生懸命手を伸ばす可愛い姿も見られました。いろいろな遊びを提供して、子ども達が興味をもった遊びを思う存分できるよう工夫しています。

 たらいに水を張ってカップやバケツ他、遊び道具を用意すると…氷すくい、水鉄砲、水風船がお気に入り。水鉄砲の遊び方を知らせると自分たちでも「やってみよう」「ここをひっぱると・・・」など自分でやりたい!子ども達。ぷにょぷにょした感触や触ると形が変形する水風船が入ったたたらいの周りには大勢の子ども達が集まっていて、離れる様子がありません。それだけ夢中ということです。わくわく・ドキドキした、たくさんの経験をこれからもこれからも続けていきたいです。

2歳児「もも組」編

 「きょう、みずあそびできるかな?」と園庭に用意された水遊びコーナーを見て、朝からワクワクの子ども達。

 ヤシの木シャワーから出る水に「きゃー」「つめた~い」と顔にかかっても歓声が上がっています。

 初めのころは、水鉄砲を手にしても「できな~い」と言っていた子も何度か経験する中でコツをつかみできるようになりました。今では、保育士が逃げると「かけちゃうよー」とビュンビュン飛ばして遊んでいます。噴水が出るビニールプールに入って、体にかかる気持ちよさを味わい、小さな滑り台をせっ地すると大はしゃぎで何度も滑っていました。シャボン玉も人気で、大きいのができると、「みてみて~」と空に浮かんでいるシャボン玉を目で追っています。水や砂、泥等のそれぞれの感触を味わい、五感をいっぱい働かせて夏の遊びを満喫しています。

 大きな紙で絵の具遊び、「うみみたいだね」に「魚を作ろう」となりました。色をつけた氷で模様を描いたり、シールを貼って目にしたりと自分で考えながら、魚を作りました。プリンカップはたこに変身。そして魚つり遊びに発展!!しゃがみこんでたこを釣ろうとしている子や釣り竿をそっと持ち輪っかにフックを通そうと頑張っている子たちがいました。魚を釣れた時の子どもの満面の笑顔に私たち保育士もにっこり。

 色水遊びでは、「きいろはばななジュース」「これはめろんジュース」と言いながら友達とジュース屋さんごっこを楽しんでいます。

夏ならではの遊びをたくさん経験した子ども達です。

3歳児「あお組」編

 昨年のあおさんが育てたひまわりから取れた種を植えて育てることにしました。プランターの周りに集まってきて「なにしてるの?」と興味津々の子ども達。ひまわりの種を見ると「やってみたい!!」と目をキラキラと輝かせて、一粒ずつ丁寧に種をまき、そーっと土をかぶせて種まきをしてくれました。その後、「どんなおはながさくのかなー!!」と図鑑や絵本でひまわりを探し、「きいろいおはなだ~」と知り、ひまわりが咲くのをとてもワクワクした気持ちで待っていました。

 園庭に出るとまずは水やりをして観察です。「芽が出た」「葉っぱが大きくなった」と新しい発見にワクワクの毎日です。あっという間に、あお組の子ども達の身長を追い越し、きれいな大輪の花を咲かせてくれました!!素敵な夏の思い出の1ページになりました。

 玉ねぎの皮むきのお手伝いをしました。初めは中々むけなくて「ん~ん…」でしたが、すぐにコツをつかんで「できた!もっとやりたい!!」と夢中になって皮をぺりぺり。皮むきをした後はちょっと実験!その皮を使って染めものに挑戦しました。ネットの中に玉ねぎの皮を入れ、お湯につけてみると、透明だったお湯がだんだんと茶色に変化していきます。そこに輪ゴムで結んだ布を入れます。「どうなるの?」とじーっと見入っていました。輪ゴムを取ると染まった模様に「えー!?」「わぁー!」と驚きや感動の声。「ぐるぐるだね」「まるがたくさんできてるね」とおしゃべりしながらずっと眺めている様子に嬉しさが伝わってきました。ちなみに輪ゴムは固く結ぶのがポイントです。

4歳児「き組」編

 今年も夏野菜栽培に挑戦。どんな野菜を育てるか子ども達と話し合い決定しました。ピーマン、なす、トマト、きゅうり、おくら、かぼちゃ、トウモロコシ。

 苗を植えた日から毎日登園時や外遊び中に観察したり「おおきくなあれ!」と話しかけながら水やりをして大切に育てました。立派に育った野菜を収穫し、その喜びを調理室まで届け、おいしくいただきました。最初は苦手だと言っていた子も「たべてみる!」と食べることができ、にっこり。「おいしい」と新しい発見ができた子もいました。

 夏野菜が子ども達の心も体も大きく育ててくれました。

 今年も暑い夏がやってきました!!水・泥・泡・色水・・・と様々な遊びを用意すると、「どれであそぼうかな?」「いろみずしたい!」「みずてっぽうでいっしょにあそぼう」とウキウキ気分🎵全身水にかかって気持ちよさを感じたり、泡や泥、氷などの感触を味わったりと、園庭のあちこちで歓声が湧き上がっていました。泡遊びでは色を付けて皿やコップに盛りつけ、かき氷、パフェになりました。また、色水遊びは、園庭、保育室両方で色を混ぜてどんな色になるか試し、もはや研究?と言っても良いほどでした。夏の遊びを大満足した子どもたちです!!

5歳児「みどり組」編

 色水、泡、泥、水鉄砲などの水遊びグッズで夏ならではの遊びを楽しんでいます。色水遊びでは繰り返し色水を作って遊んでいくことで、水の量を加減し、色を調整して「メロンソーダできた!」と思い通りの色を作れるようになりました。また泡を利用することでジュースに泡を乗せて「クリームソーダつくれるかも」と友達同士イメージを共有して「これどうかな?」「おおーっ」と感動しあい、遊びはずっと続いていました。暑さの度合いによって水を掛け合ったりして全身で水を浴びて気持ちよさそうに遊んでいます。それぞれが好きな水遊びをしてじっくりと遊んだり、ダイナミックに遊んだりして夏を満喫しています。

 年長児クラスだけで行うお楽しみ会の様子です。「おばけやしきやりたいな」「たからさがしもいいよね」「みんなでTシャツもつくりたい」と子ども達とお楽しみ会に向けて何度も話し合いを進めてきました。友達と一緒に廃材やいろいろな素材を使ってゲームに必要な魚やおばけ作りを楽しんだり、染めTシャツ作りでは、「むらさきをいっぱいにしたいから、、、この色にしようかな」と自分なりに配色を工夫したりしながら当日に向けて期待を膨らましていました。

 そしてついに当日!!着色したTシャツを水で洗い、広げると「わー!きれい!」と目をキラキラさせていました。また、友達と協力して宝探しをしたり、自分たちでトッピングしたアイスクリームを食べたりと子どもたちにとって特別な一日になりました。