社会福祉法人 名古屋厚生会

第一保育園の一日

令和2年度 春

0歳児
ひよこ

1歳児
あか

2歳児
もも

3歳児
あお

4歳児

5歳児
みどり

0歳児「ひよこ組」編

 お家の方の元を離れて、初めての保育園生活。最初は不安や寂しさから泣けてしまう子もいましたが、先生やお友達と毎日楽しく園生活を送っています。
 寝返りやハイハイ、つかまり立ち、一人歩きなど成長は様々なひよこぐみ。大きいお友達は保育室に設置してあるマットにのぼり先生とお気に入りの手遊びをしたり、新聞を破ってみたりと活発な遊びを好んでいます。小さいお友達はゴロンっと寝転び、こしょこしょをして触れ合い遊び。
 ハイハイしてお気に入りの玩具を取りに行ったりと、一人一人に合った遊びを楽しんでいます。

 暑くなってきたので夏ならではの遊びを楽しんでいます。シャボン玉や水風船など、初めて触れるものに興味津々です。
 初めは少し警戒しているのか、「なんだろう~」とじ~っと見ています。“楽しいもの”と分かるとだんだんと遊び方もダイナミックになっていきました。何度も遊ぶうちに大きいお友達だけではなく小さいお友達も興味を示し、ツンツンと指先で触ってみたりギュッギュッと握ったり遊んでくれるようになりました。
 これからも子ども達の“あそびたい” “たのしい”という気持ちを大切にし、様々な遊びを展開していきたいと思っています。

1歳児「あか組」編

 毎日、にぎやかな子ども達の声が響きわたっています。七月は天気とにらめっこの毎日でしたが、天気の良い日は園庭に出て体を動かして遊んでいます。 
 幸いにも午前中に雨が止んで、外に行くことができた時は水たまりを見つけ水をパシャパシャと触り、跳ねる水に驚きながらも友達同士でキャッキャッと声をあげ、喜んで遊んでいました。 
 保育室の遊びでも、ままごと遊びや絵本を読むのはもちろん体を動かして遊んでいます。トランポリンでジャンプジャンプ! でこぼこ橋では裸足で指の力をギュッ入れ、おっとっと!となりながらも何回も挑戦して楽しんでいます。保育士と一緒に遊び、少しずつ友達とのかかわりも増えていきます。 

 一歳児という年齢は成長著しいとき。走ることや両足でジャンプが出来るようになるなど、身体の発達はもちろん、指でつまむ、つかんで穴に入れるなど、手先を使うことが少しずつできるようになってきます。穴に落とし、転がるボールを目で追い、大喜び。指先の力もついて洗濯バサミを何個もつけて繰り返しています。 
 「おもしろい」「もっとやりたい」と子ども達が満足できる楽しい遊びを工夫していきたいと思います。

2歳児「もも組」編

 子どもたちはお外で遊ぶのが大好き。晴れた日は「せんせ~い!ピカピカおひさまでてるよ~」と園庭に出る気満々です!「ムシさんいるかな」「おすなであそぶ~」と目を輝かせながら、好きな遊びに一直線!一番人気はアリとダンゴムシ探しです。花壇の中に入って探している子どもたちに、「葉っぱの下にいるかもしれないよ」と話すと、「ムシさんふんじゃう?」と言いながら、急いで花壇から出る優しい子どもたちです。一方では、カップで水をすくい砂場に運び、どろんこ遊びが始まります。これから夏本番!暑さに負けず、夏ならではの遊びを楽しみながら元気に過ごしていきたいと思います。 

 どんな遊びも好奇心旺盛に取り組んでいる子ども達。手先を使って描いたり塗ったり破ったり。初めて触れる素材や道具の感触を味わい「どうやって使うの?」「こうやってやるのかな。」と確かめながら楽しさを味わっています。
「もっとやりたい!」「もう一回!」と何度もやろうとする子ども達。「やりたい!」「もっと!」の気持ちを大切にしながら日々楽しんでいます。

3歳児「あお組」編

 あおぐみになって、体育教室がスタートしました。体育教室初日、体操服を着て登園した子ども達は、どの子もワクワク・そわそわした表情で「なにやるのかな?」「せんせーは いく?」「たのしみだね」と、期待いっぱいでした。指導員と動物「ライオン・うさぎ・ワニ」などの動きをする模倣運動を楽しんだり、平均台や跳び箱を利用した運動遊びをして元気いっぱい楽しんでいます。今後の取り組みも楽しみです。 

 「せんせー きょうのおしょくじなに?」と、みんな食事の時間を楽しみにしています。箸が上手く使えず「スプーンで食べていい?」と言っていた子ども達も今では上手に最後まで食べられるようになりとっても嬉しそうです。
「これおいしいよ」と会話を弾ませたいところですが、新型コロナウィルス感染症拡大防止に心がけようと今は顔を見合わせてニンマリ。「これ、まだある?」と美味しい食事をおかわりして、満足感でいっぱいです。

4歳児「き組」編

 園庭へ出るとプランターの所へ直行!!ピーマンやなす、キュウリなどの夏野菜やひまわりの花を観察したり、水やりをして、生長を楽しみにしている子ども達です。 
 大きくなったことに気付いたり、それぞれの葉っぱの色や形の違いを発見し、友達と一緒に嬉しさや喜びを共有しています。 
 このままどんどん大きく生長して元気な野菜や花ができるのが楽しみです。 
これからも生長や収穫を楽しみにしながらお世話をする中で、植物にも命があることを感じられるように大切に育てていきたいと思います。 

 折り紙、画用紙、紙コップ、段ボールなど様々な素材を用意すると、「なにがあるかな?」と宝探しのようにウキウキ気分で探す子ども達。 
初めは、なんとなく形を切ったり、テープで貼ったりしていましたが、どんどん経験を積み重ねることで、想像力が大爆発! 
「今○○作ってるー」とイメージしながら作ったり、友達の作品を見て真似したりしながら楽しんでいます。またハサミを何度も使うことで、画用紙で星の形などの細かいものや、ストローや段ボールなどの紙よりも硬めのものも、切ることができるようになってきました。 
 自分なりに表現する楽しさや嬉しさを知り、これからもどんどん色々な物を作ってくれるのではないかと楽しみです!

5歳児「みどり組」編

 みんなで、種もみから大切に育てているバケツ稲活動。最初は小さな種もみから「めがでるかな?」「はやくおおきくなあれ!」と、不安やドキドキで毎日声を掛け、クラスにある図鑑や資料をみて調べていた子ども達。芽が出て、少しずつ生長してくると、虫眼鏡を持ってじっくり観察!「わー!こんなにもおおきくなってる!」と稲の生長に興味津々で、その喜びを友達と一緒に共有していました。土起こしでは、重たいバケツを友達や保育士と協力して運び、スコップでかたい土をトントントン。「すこしずつ、つちがくずれてきたよ!」と頑張って耕していました。土コネでは、土をバケツに戻し水を入れ混ぜる作業が、予想以上に力仕事で「かたいー‼」と尻込みしていた子ども達。
 保育士の「もっと下まで手を入れて!」の声と励ましで「キャ~!」「おもしろい!」「みて、どろだらけ‼」と目をキラキラ輝かせていました。そして、いよいよ田植えの時には、「おおきくなあれ!」と声を掛けながら、心を込めて植えていました。これからも毎日の観察やお世話を続け、稲の生長を見守る中で、「食」に対する興味・関心が広がり、様々なことを感じられる機会となるように取り組んでいきます。

 みどり組の子どもたちは、色々な廃材を使っての工作活動や「どんなものをつくろうかな?」と考えることも好きで取り掛かると長い間集中して取り組んでいます。笹飾り作りでは七夕の由来や飾り一つ一つに込められた願い、意味があることを知らせるとその意味を理解したうえで 
「これと、これをつくる」と早速取り掛かり始めました。「家族みんなが幸せに暮らせるように」と難しい鶴の折り紙にも挑戦する子も・・・。 
千代紙やカップなど色々な素材を使い自分だけのオリジナルあふれる笹飾りが作れたことを喜んでいました。すべて出来上がると色とりどりの短冊や笹飾りを見て、「ぼくのはこれだよ」「わたしのはこれ!」と嬉しそうな表情で眺めていた子ども達です。 
「ねがいがかないますように・・・」と、自分で笹飾りや短冊を結びました。みんなの願いが天に届きますように・・・。