社会福祉法人 名古屋厚生会

第一保育園の一日

平成30年度 冬

0歳児
ひよこ

1歳児
あか

2歳児
もも

3歳児
あお

4歳児

5歳児
みどり

0歳児「ひよこ組」編

 コップを自分で持ってお茶を飲んだり、スプーンを使ってご飯を食べたりと食事ができるようになりました。またズボンも小さな手を上手に使って履けるようになってきました。一つ一つできることが増えると、子ども達は自信をつけていきます。そして、身のまわりのことを友達と一緒に行うことで、できた喜びも共有できています。保育士も「できたね。」「上手だね。」と声をかけて、次につながるやる気を育て、子ども達の輝く笑顔を大切にしていきたいです。 

 ゆったりと好きな遊びができるよう、お部屋の環境を整えています。乳児用ソフトアスレチックを組み合わせたところへ、よじ登ったり降りたりダイナミックに体を動かして遊びます。また、保育士や友達と触れあう、ボートこぎや電車ごっこの遊びも大好き!自然に顔を見合わせてニッコリ笑顔になります。”一緒に遊ぶと楽しいな”と友達との関わりを広げていけるように、遊びを工夫し楽しめるようにしていきたいと思います。

1歳児「あか組」編

 小園庭にたくさんの落ち葉があったので、みんなで落ち葉遊びをしました。いろいろな色のたくさんの落ち葉に「わぁ~」と大喜びの子ども達。
 カップで作ったカバンに入れたり、両手いっぱいに持って「みて~」と嬉しそうに見せてくれました。
 落ち葉を踏んだ感触や音が面白いようで、足を高く上げて力いっぱい踏んだり、葉っぱをたくさん集めて空に投げシャワーのようにして自然をたくさん感じて遊びました。

 「ボートこぎするよ」と言うと友達を見つけて手をつないで座る子ども達。以前は”先生と一緒に”でしたが、今では子ども達だけでできるようになり、 友達と顔を見合わせて、ニコニコと楽しそうに触れあっています。また、子ども達が自分で歌をうたいながら楽しんでいることもあります。 
 みんなで手をつないで輪になることもとっても上手になりました。手をつないだままグルグルと回るメリーゴーランド、広がっていく大きな輪や狭まっていく小さな輪もできるようになってきました。友達との触れ合い遊びができるようになり、“友達とみんなで”の楽しさが感じられるようになってきました。

2歳児「もも組」編

 発表会で年長組や年中組のお兄さんお姉さんの器楽演奏を観て、「ぼくもやりたぁーい」「わたしもやりたぁーい」。そこで小さな容器を用意して、ビーズや小豆を入れたマラカスを作ることになりました!小さなビーズや小豆を指で掴み、容器の中に入れる作業は、とても集中力がいります。入れている最中は、話をすることも忘れ黙々と容器の中へ。そして最後は装飾。好きな色・好きな大きさのシールを、指先を上手に使って剥がし容器に“ペタペタ”貼って完成!出来上がった“世界に一つしかないマラカス”を嬉しそうに持ち、大好きな“おもちゃのチャチャチャ”の曲に合わせて音楽遊びを楽しみました。 

 身近な新聞紙を使い【造形】【運動】をテーマに遊びました。まずは、クレパスで子どもたちに好きな絵を描いてもらい新聞紙の服を作りました。友達や保育士と「ぼくはでんしゃをかく」「わたしはおはなをかく」と楽しく会話をしながら作っていきます。出来上がった服に、子ども達も大満足!「みてみて!」と嬉しそうに見せてくれました。今度はその服を着たまま新聞紙を “ビリビリ”破いていきます。“くるくる”丸めてボールにしたり、細く小さくちぎり、上に投げ雪を降らせたりして、全身を動かし新聞遊びを楽しみました。最後は遊んだ新聞紙の片付けをして、一杯になった袋にもみんなで装飾。可愛いウサギちゃんができました。

3歳児「あお組」編

「もうすぐ豆まきがあるよ」と知らせると、「おにくるの?」「まめなげるの」「おにこわくないよ」と子ども達。みんなで鬼のお面を作りました。好きな色を塗って、赤鬼、青鬼、黄鬼・・・様々な怖い?かわいい?鬼の完成です。お面をかぶると、ちょっと強くなった感じで「がおー」「こわいだろー」と思い思いの鬼になり切っていました。折り紙でも鬼づくりこちらは、かわいい鬼全員集合です。当日はというと「こわいよー」と半泣きになったり、保育士の後ろに隠れたりと怖かったみたいです。 

食後の歯磨きが始まりました。袋から出して、みんな磨けるかな?と見守っていたらとても上手に歯ブラシを扱っていました。子ども達も楽しそうにシャカシャカと歯を磨いています。歯ブラシを袋から出したり、磨いた後にすすいだりなどの順番を覚え、食後の歯磨きが習慣になるようにしていきたいです。

4歳児「き組」編

秋から一人ずつ縄跳びを持つことになり、嬉しそうに自分の縄跳びを持ってきて挑戦しています。マントのポーズからぐるりと回してジャンプ!
一回ずつ跳べるようになりました。また走り跳びを経験することで、連続に何回も跳べる子が増えてきました。
「みてー」と保育士に自慢したり、「跳べるようになったね」と褒めたりすることで満足感を味わっている子ども達です。

楽器が大好きで、「トライアングルやりたい」「こんどは鈴にする!」と様々な音色が部屋中に響き渡っています。様々な楽器に触れ合った後は、みんなで曲を決め合奏をしました。合奏でも自分がやりたい楽器を決めて楽しみました。何度か取り組むと音が揃っていき、みんなで気持ちを合わせる事の大切さを知ることができました。みんなで力を合わせて達成感を味わった子ども達は絆がより強くなり、クラスの輪がさらに深まりました。

 夏野菜やさつま芋を収穫した後は、チューリップを育てることになりました。チューリップの球根を初めて見る子も多く、「にんにくみたいだね」と色や形を観察していました。観察した後は、一人ずつ球根を土の中へ。「冬は土のお布団に入れて暖まるんだよ」と伝えると、優しく土をかぶせていました。 
 「早くチューリップ咲かないかな?」とプランターをのぞき込み、小さな芽を発見!!「見つけたー」と微笑んで保育士や友達と一緒に見ています。 
春になっていくごとにどんどん芽が大きくなっています。「春になったらみどり組だね」ともうすぐ年長組になることを楽しみにしています。 
子ども達の心も体も大きくなり、頼もしい年長組になってくれると願っています。

5歳児「みどり組」編

 普段親しんできた話を題材に劇遊びが発展し、発表会で披露しました。「このセリフにはこの動きがいいんじゃないかな?」と子ども達のアイディアが満載! 
またみんなで話し合いながら、自分だけの衣装を作りました。自分だけの衣装を着ることで気持ちも役になりきり、演じることをより楽しめていました。発表会当日では多くの観客がいましたが、さすが年長組!緊張しながらも力を発揮することができ、みんなで一つの作品を作り上げ、達成感を味わうことが出来ました。 

 手先が器用になり、細かな遊びもじっくりと取り組めるようになりました。友達と協力してドミノを作ったり、イメージを広げながらレゴで街を作ったりとイメージを共有しながら遊びを楽しめるようになりました。粘土遊びでは、イメージを形にできるようになり、大人が驚くような発想を見せてくれたりしています。じっくりと遊べる時間を大切にしていくことで、集中力も高まっています。

準備体操としても取り組んでいるなわとび。始めは跳べずにいた子も何度も繰り返し挑戦することでコツを掴み、たくさんの回数を跳べるようになったり後ろ跳び、あや跳びが跳べるようになったりと自分自身でも上達を感じながら楽しんでいます。たくさん跳ぶと体が温まることに気付くと、自分たちで「寒いから縄跳びしよう!」と言ってたくさん跳び、「汗がかいちゃったー」と上着を脱ぐ姿も。寒さに負けない体作りをしています。 

 年中組の頃から集団遊びの一つとして楽しんできたドッジボールは、経験を重ねるごとにボールや動きもスピィ―ディーになりました。「早いボール投げたい!」「どうやったら上手に取れるの?」と保育士や友達と話し合うことで勝ちたい意欲が高まっています。友達と一緒に力を合わせて取り組む中で、勝ち負けを共有しながら心も成長しています。3月にある他の園との合同ドッジボール大会に向けて張り切っていて、さらに強くなろうとしている子ども達です。

 11月から保育室で栽培しているヒヤシンスも大きくなり、毎日観察して変化を友達と伝え合いながら開花を待ち望んでいました。水替えも慣れ、根っこに気を付けながら丁寧に替えています。「もうすぐ咲きそうだね」「何色の花が咲くのかな?」とかわいらしい声も聞こえてきました。この活動を通して植物を育てる楽しさや変化を探す面白さなど感じることができたようです。