社会福祉法人 名古屋厚生会

第一保育園の一日

平成29年度 春

0歳児
ひよこ

1歳児
あか

2歳児
もも

3歳児
あお

4歳児

5歳児
みどり

0歳児「ひよこ組」編

 一人ひとりのペースで午前睡をした後は、園庭散歩や外気浴、室内遊びなどして過ごしています。活動の前後は水分補給もしていますが、みんな上手に飲んでくれます。室内遊びでは音の出る玩具が大好きな子どもたち、手に取って上手に鳴らせるとニコニコ笑顔。
 保育士の言葉がけにも「あー、うー」と喃語で答えたり、お友だちと目が合うと、とても嬉しそうにしています。

 月齢の高い子はハイハイや伝い歩きなどで探索活動を楽しんだり、ジョイントマットの昇り降りに挑戦したりしています。絵本の読み聞かせも少しずつ興味が出てきて、保育士が話し始めるとじーっと真剣に見ています。ごはんを食べたり、ミルクを飲んだりした後は、みんなスヤスヤ夢の中。
 一人ひとりとゆったり関わり十分なスキンシップを取ることで毎日安心して過ごせるようにしています。

1歳児「あか組」編

 天気の良い日は小園庭に出てたっぷり体を動かしています。跳び箱とマットの山を登ったり、シャボン玉を楽しんだり大好きな遊びばかりです。 
 保育士と一緒に遊び安心できる場で少しずつ友だちとの関わりもみられます。 

 キッチンセットや手づくりの机や椅子を準備すると、子どもたちのままごと遊びがとても広がります。お皿に食べ物をのせて料理を作ったり、キッチンセットの流し台で洗い物の真似っこをしたり、とても楽しそうです。保育士に見守られながら、「かして」「どうぞ」など、言葉のやりとりも少しずつ見られるようになってきました。

2歳児「もも組」編

 暑い日はテントを出し、日陰を作ってレストランごっこ。ともだちや先生と会話をしながら、ごっこ遊びを楽しみます。 

 園庭にある大型遊具のすべり台は、子どもたちにも大人気!ともだちの後ろに並んで順番に待つことも、少しずつわかってきています。 

 園庭で自由遊びをする前に、みんなで簡単な集団遊びをしたりします。繰り返し行っていくうちに手をつなぐことが上手になり、手を離さずにまわることができるようになりました。

 食事やおやつの前後には「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶をしています。また食事のマナーを伝えながら、子どもたちが喜んで食べられるような、雰囲気づくりを大切にしています。

3歳児「あお組」編

製作遊び

 みどりぐみさん、きぐみさんが親子遠足に出掛けて3階が静かな5月のある日。あおぐみも『遠足ごっこ』をすることにしました。水筒を持って出発進行!お友だちと手をつないで2列になって園内を歩き、ホールで遊んだり、ままごとのおにぎりを食べる真似をしたり…。遠足気分を存分に味わいました。 

 3歳児クラスになり、体育教室が始まりました。体操服を着て登園し、「今日は何をするんだろうね」と楽しみにしている様子です。4月、5月は簡単な集団遊び、鉄棒、跳び箱に取り組んできました。力いっぱい体を動かすことの楽しさを感じたり、一人ひとりに合わせた指導を受け、運動能力を高めていけるようにサポートしています。

4歳児「き組」編

 5歳児はバケツ稲活動を行い、4歳児は野菜の栽培を行います。野菜の栽培の中で、野菜の生長や変化に対し、発見や感動に子どもたちと共感し、関わろうとする気持ち・感謝・いたわりの気持ちを大切にしていきます。事前の準備として、まずは土こねを行いました。子どもたちが力を合わせてプランターを「よいしょ、よいしょ!」と運びます。集めたプランターの土を、スコップを使いみんなで“コネコネ”土の中に隠れていたミミズや幼虫を見つけながら、“いい土になぁれ”と思いを込めてこねました。 

 土こねをし、2日間天日干ししたあと、子どもたちと買いに行った野菜の苗を植えます。野菜の栽培・水やりなどの世話をすることの大切さを知り、生活の一部となるよう子どもたちに働きかけ、共に行い、時には子どもたちに任せて見守っていきます。水やりは、子どもたちの「みんなでじゅんばんにあげよ」という意見を尊重し、当番を決め1日4人ずつで行います。世話をすることの大切さ・大変さを知り、自然の恵みに感謝をして食事ができるようにしていきたいと思います。

 4歳児になり、初めての取り組み“クッキング” 身近な大人の調理の様子を見て興味を持ち、簡単な手伝いをしてみたいと思う時期です。見たり、触ったりにおいをかいだりして食材について知り、より興味が持てるようにしていきます。

 第一回目の取り組みは、“そら豆のさやむき” 「皮が固い」と苦戦をしていましたが、それぞれがやりやすいように考え、押してみたり・力尽くで開いてみたりと、1人3房ずつ挑戦してみました。

 そら豆の大きさを確かめたり、においを感じたりしながらさやむきを楽しみ、3房はあっと言う間に終わってしまいました。クッキング終了後に調理員さんに調理してもらい、食事の時間に、みんなでいただきました。クッキングを通して調理をしている人にも、感謝の気持ちを持てるようにしていきたいです。

5歳児「みどり組」編

 4月から行っているバケツ稲活動。重たいバケツも子どもたちが協力して運び、昨年使った土をバケツから出し、根っこやゴミなどを取り除き、きれいにして、柔らかくしました。そして、芽だし、田植えなどもすべて子どもたちの手で行いました。秋の収穫を目指し、愛着を持って育てています。 

 5月に入り、年長組という自覚もしっかり出てきたので2歳児クラスもも組さんの着替えをお手伝いしています。なかなか起きなかったり、着替えを嫌がったりする子にも、優しい言葉で伝えたり、膝を折って同じ目線になって服を着せてあげたりとおにいさん、おねえさんらしさを発揮し、「小さな保育士さん」として活躍しています。