社会福祉法人 名古屋厚生会

第一保育園の一日

平成28年度 冬

0歳児
ひよこ

1歳児
あか

2歳児
もも

3歳児
あお

4歳児

5歳児
みどり

0歳児「ひよこ組」編

 お友だちや先生と一緒に遊ぶことが楽しくなってきました。まだお話しすることはできませんが、自分の思いを身振りや指さしなどで一生懸命に伝えてくれます。お友だち同士でも少しずつですが、一緒に遊ぶ姿が見られるようになってきました。子どもたちの表情や姿をよく観察し、子どもの発した言葉などに十分答えていきたいと思います。 

 登る、降りる、くぐるなどの全身を使って遊ぶことができるようになってきました。少しだけ手伝うことで遊びの範囲も広がるので子どもたちも楽しそうです。今後も発達に合った遊びが安心してできるよう環境設定をしていきたいと思います。

1歳児「あか組」編

 【豆まき】節分の日に合わせて、豆まきをしました。年長クラスの子が鬼のお面をかぶり、あか組のお部屋へ入ってくると、少し驚きながらも「おにはーそと!」と豆に見立てた丸めた新聞紙をポーイと投げました。優しい鬼ばかりで、最後には頭をなでてもらいニッコリした子どもたちでした。

 【雪遊び】雪がたくさん降った日に、お部屋に雪を持ち込みあそびました。指先でちょんと触ったり、ギューッと握ってみたり「つめた~い」といいながら雪の感触をたのしんでいました。  冬ならではの行事、遊びを楽しみました。 

 【パズル】室内で型はめパズルや絵合わせパズルを楽しんでいる赤組さん。型はめパズルでは、だんだんと指先に力が入るようになり、つまんだり、ひっぱったりと思った通りに動かすことができ、うまくはまった時は「にこっと」笑顔がみられます。絵合わせパズルも、しっかりと絵を覚えているのか上手にパズルを回して絵を完成させます。くりかえし遊ぶなかで、出来た時の喜びを感じているみたいです。

 【かけっこ】戸外あそびでは冷たい空気の中でも元気いっぱいの子どもたち。園庭の端から端まで「よーいどん!」と保育士や友達と走り、体が温まることを感じています。寒さに負けずしっかり体を動かす姿が頼もしいです。

2歳児「もも組」編

 寒くても子どもたちは元気いっぱい。友だちを誘って追いかけっこをしたり、体を動かしたりして遊ぶことを楽しんでいます。 
 お部屋では動物の真似をして、楽しみながら全身の運動機能の発達を促す遊びを取り入れています。毎日行うことで、足腰も少しずつ強くなってきています。転んだ時も、反射的に手がつけるようになってきました。春にはできなかった大型遊具のクライミングも、自分ですいすいと登れる子も増えてきました。 

 雪が降った日に、部屋に雪を持ってきて雪遊びをしました。雪の感触や冷たさを感じたり、溶けてしまうことに驚いたり様々な発見をした子どもたちでした。
 雪遊びをした後に、雪の絵を描きました。黒い画用紙を用意すると、いつもは見えない白いクレパスで描いた絵が見えるようになり、子どもたちは大喜びでした。丸をたくさん描き、「雪だるま描けた」と思い思いに絵を描いていました。冬の自然を通して、様々な体験することができました。

3歳児「あお組」編

 ある冬の日。「夜に雪が降るみたいだよ」と伝えると、「やったぁ!」「積もったら雪だるま作ろうね!」と大興奮の子どもたち。翌日になって、園庭にもちょっぴりでしたが積雪があり、雪遊びを楽しむことが出来ました。吐く息の白さに気付いたり、雪の冷たさを感じたりと、冬の自然に触れる良い機会となりました。 

 毎週木曜日、好きな絵本を一冊選んで保育園からお家に持って帰る『貸出絵本』を行っています。「絵本屋さん始まるよ~」と声を掛けると、ロッカーの前に椅子を運び、一列に座って順番が来るのを待ちます。空想の世界が描かれた絵本、言葉が面白くてクスクス笑ってしまう絵本など、毎月増えていくたくさんの絵本の中から選んだ一冊。お家の人と一緒に読むことをとても楽しみにしている子どもたちです。

4歳児「き組」編

 冬の寒い時期に子どもたちと一緒に色氷を作り、製作をしました。カップの中に好きな色の水彩絵の具を入れ、指でかき混ぜバルコニーへ置き冬の寒い気温で凍らせていきました。子どもたちは保育園に登園してくると、まず氷ができているか確認することが日課になりました。でもなかなか凍らず「まだ凍らない」と残念な表情でしたが、すごく寒い日の朝やっと凍り、子どもたちも大喜び。予め製作していた雪だるまに、色氷を使って色塗り。氷になった色水はまるで冷たいクレヨンみたい!画用紙に乗せると淡い感じの色が付きます。「つめたーい」「きもちいい」など、子どもたちはすごく楽しそうな表情をして色塗りをしました。また、色塗り後の氷が解けていく様子まで観察していました。実際に触れたり使ってみたりして、いろいろな感覚を働かせ刺激を受け製作に取り組みました。 

 今年度最後のクッキング!子どもたちもエプロン姿になるのはもう慣れっこ。ほとんどの子が一人で着替えてしまいました。クッキングの内容は、玉ねぎの皮むきでした。始める前に“玉ねぎ”について話をしていると、ほとんどの子が「涙が出てくるんだよね」と話していました。ご家庭でもいろいろな食材の話が飛び交っているんですね。玉ねぎの皮むきでは、外の皮だけを剥いたので涙は出ず、「わたし泣かなかったよ」「僕も泣かなかったよ」と得意気になっている子どもたち。家庭や保育園での食育を通して、この1年でいろいろなことを知ってくれたと思います。来年度は、包丁を使ったり、ホットプレートを使ったりしてより高度なクッキングに挑戦していきます。 

 子どもたちと、ノリタケの森へ散歩に出かけました。その施設には沢山の自然があり、芝生広場では、子どもたちも着いたとたん思わず走りだしました。いったん体を動かし終えると、芝生に寝転がってみたり、落ち葉やどんぐりを拾ったりそれぞれの遊びを見つけ楽しみました。ビニールに入れて持ち帰った落ち葉やどんぐりを使って、おままごとをしたり製作遊びでいろいろな形を作ったりして遊びました。

5歳児「みどり組」編

 年末自分たちだけでなく、小さいお友達の靴箱も一生懸命ふいてくれました。砂や土がついた靴箱がきれいになっていくことに満足感を味わうことができました。また、小さいクラスの先生に「みどりさんのおかげできれいになってきもちいいね。」と声をかけてもらうことで、人の役に立つ事をする喜びを感じ、大掃除を通して心も一つ成長したみどりさんです。 

 カラーポリ袋をベースにしてテープやリボン、色紙などを組み合わせ、自分の演じる役をイメージしながら、劇あそびの衣装を作りました。進めていくうちに「もっとこうしよう!」というアイディアがどんどんわいてきて、最後には、役のイメージの枠を超え、飾りがいっぱいの衣装に仕上がったお友達もいました。

 みどり組は、一人ひとりがヒヤシンスを栽培しています。自分で水を替えたり、観察画を描いたりして大切に育てました。水を替える時には、球根を傷つけないように気をつけるのですが、「せんせい、ねっこがおれちゃった」と心配そうに報告にくる子がいたり、「わたしのヒヤシンス、なかなかのびないな~」と見つめている姿が見られ、植物を育てる難しさも感じたようです。そんな中一つ、また一つと咲き始め、保育室に花の香りが広がっていき、「さいたね」と喜ぶ子どもたちの姿が見られました。五分咲きぐらいで各家庭に持ち帰り、満開に咲くのを楽しみました。