社会福祉法人 名古屋厚生会

第一保育園の一日

平成30年度 秋

0歳児
ひよこ

1歳児
あか

2歳児
もも

3歳児
あお

4歳児

5歳児
みどり

0歳児「ひよこ組」編

 天気の良い日を選んで散歩に出かけています。ベビーカーや乳母車に乗って出発!!バス停までバスを見に行くと“みてみて”と指さしや喃語・片言といった表現で興味を示しています。公園でどんぐりや落ち葉を拾って見せてあげると“それはなに?”と手を伸ばしてくる子ども達。自然を見たり、触れることで季節を感じ発見や驚きを共感しています。これからも散歩を通して、楽しみながら子ども達の興味や関心を広げられるようにしていきたいと思います。 

 戸外遊びでは一人一人の発達に合わせ体を動かして遊び、ボール遊びや乗り物に乗ったりプランターの花を見たりと、いろいろなことに興味を持ち行動範囲が広がってきています。
 砂場で「これって何だろう?」と砂の感触や心地よさを十分に味わったり、おもちゃのスコップやカップを使い保育士が使い方を見せることで、真似をして自分でもやってみようとしたり好奇心いっぱいです。これからも探索活動を楽しみながら開放感を味わい、体を動かす心地よさを感じられるようにしていきたいと思います。

1歳児「あか組」編

 小さく切ったスポンジに絵の具をつけて、色塗りあそびをしました。赤や茶、紫などの絵の具を重ねて塗り、さつま芋を作りました。 
 初めはスポンジでポンポンとスタンプのようにしていましたが、だんだんと塗り方がダイナミックになり、ゴシゴシしたり、手の平で塗ったりしていた 子どもたちでした。色の変化に興味を持ち同じ所に絵の具を付けたり、絵の具を塗る感触や手に色が付く感触を味わったりと楽しみながら遊びました。 

 ホールに、跳び箱や平均台、鉄棒を設定し、運動あそびをしました。体を動かすことが大好きな子ども達は、興味のある体育器具へ走っていき、保育士と一緒に 楽しく遊びました。鉄棒では、足を浮かせてぶら下がり、保育士に「みてー」と力持ちアピール!中には鉄棒の近くまで足をグッと持ち上げる子もいます。平均台も、初めは2台をくっつけて幅を広くしていましたが、慣れてくると幅の狭い平均台でも上手にバランスをとりながら、ゆっくり歩くことができるようになりました。繰り返し遊ぶことで、自分の身体を上手く動かすことや腕の力、バランス感覚が養われていっています。

2歳児「もも組」編

 秋の遠足へ出かけました。お弁当の入ったかばんを背負い、お友達と手を繋ぎ「しゅっぱーつ!」。道中は、秋の自然を探しながら、観察したり、実際に触れてみたり、横断歩道では、「青信号は進むんだよ!」「赤信号は止まるんだよ!」など、友達や保育士と交通ルールを確認しながら行きました。
 目的地には、魅力的な遊具がいっぱい!子どもたちは「ワァーー‼」と、目をキラキラさせて興味津々。一番人気は大型遊具。全身を使って沢山遊んだ後は、お弁当タイム!「外で食べるお弁当はおいしいね!」子どもの口からこぼれた一言。外でみんなと一緒に食べる美味しいお弁当は、あっという間に完食でした!様々な探索活動を通して興味のあるものに自分から関わります。知りたい・見たい・触りたいという気持ちが子ども達の運動能力の発達を促していくので、これからも大切にしていきたいと思います。 

 ちぎり紙をして、ミノムシを作りました。ミノムシは、最近見かけなくなってきているので、図鑑や絵本を通して知ってもらいました。最初はクレパスで、ミノムシの顔を描きました。
「目は何色かな?」「こんな形かな?」友達や保育士と話をしながら顔を完成しました!その後、好きな色の折り紙をビリビリ破り、ミノムシの体を作りました。音がすることが面白く、友達と顔を見合わせて沢山ちぎっていました。最後にのりでペタペタして完成!「これでミノムシさんも寒くないね」とお部屋に暖かく過ごすミノムシを見てニッコリ。この製作では、紙やのり・クレパスで遊ぶことで、五感を育てることができ、手先を使うことで集中力も身に付いていきます。これからも簡単な製作を保育士や友達と一緒に行い、楽しみたいと思います。

3歳児「あお組」編

 年中組で育てたサツマイモのお芋掘りを一緒に手伝いました。「うんとこしょ、どっこいしょ!」とみんなで力を合わせると、なが~いツルの先には、まるまると太ったサツマイモが出てきました!!子ども達も「わーっ、すごーい!」とびっくり。大きなお芋を触ったり、まだ土の中にあるかなと探したりと好奇心いっぱいでした。お芋はもちろんのこと、土や葉っぱやつるを触ったり匂いを嗅いだりすることで自然を満喫することができました。 

 遠足に行ってきました。リュックを背負って水筒を持って「行ってきまーす!」。リュックの中身は?お弁当にお・や・つ!!ちょっと重いけど頑張って歩いて公園に到着しました。
 公園にはドングリがいーっぱい落ちていたのでみんなでドングリ拾いをしました。「ちいさいね」「こっちきてー」と楽しいやり取りが聞かれ、ドングリ拾いに夢中でした。その後は、待ちに待ったお弁当&おやつタイム。保護者が気持ちを込めて作ってくれたお弁当、どれも美味しそうでした。いっぱい遊んでお腹もいっぱい。帰りはお疲れでふらふらでしたが、無事園に戻ることができ、体力がついてきたと感じました。 

 いろいろな楽器に触れて遊びました。持ち方など難しそうでしたが、一人ずつ丁寧に知らせていくことで、少しずつ上手に持つことができるようになりました。
 簡単なリズムで演奏すると、いろいろな音がして子どもたちもノリノリで奏でていました。演奏が終わると、興味を持ったようで「次トライアングルにするー!」部屋の中では楽しい音が響き渡っていました。これからも保育士と一緒に遊びながら楽器の楽しさを伝えていきたいです。

4歳児「き組」編

 夏のプールで体も心も一回り大きくなった子ども達は、トラックや様々な運動用具を用意すると、“やりたい”と意欲的で、保育士や友達と一緒に体を動かして楽しんでいます。中でも、秋の大イベントである運動会で行った“かけっこ”や“玉入れ”が大人気!「どうしたら玉がかごの中に入れられるかな?」と相手チームを観察したり、年長児にコツを聞いたりして繰り返し挑戦していると、自分の力をコントロールすることが出来るようになり、かごの中に入ると大喜びでした。
 これからもチャレンジする気持ちを大切にしながら、“運動大好き”ともっと感じられるように運動遊びをしていきたいと思います。

 初夏に植えたさつま芋がついに収穫の時を迎えました。「お芋出来ているかな~」と、期待いっぱいにみんなで長いツルを引っ張ると、“すっぽーん”とお芋が出てきました!「すごーい!」と目を輝かせて、触ったり匂いを嗅いだりした子ども達。「もっと奥にもあるかもしれないよ!」と保育士や友達と協力してプランターの隅々まで探してみると、次から次へと大きなお芋がごろごろ…。予想以上の豊作で子ども達の喜びの声が園庭中に響き渡っていました!!
 収穫後はエプロンをつけてのクッキング!収穫を喜び合い、「おいしいね」と満足そうな表情をしてぺろりと完食していました。 
 夏野菜やさつま芋を育て、野菜に興味を持つ子が増え、今まで苦手だった物も食べてみようかなという気持ちが芽生えてきました。食育活動を通して、様々な食べ物を知り、好きになってくれたら良いなと思っています。

5歳児「みどり組」編

 敬老の集いに来ていただく、おじいさんおばあさんのことを思って生け花でお部屋を飾りました。「いいにおいだから、喜んでもらえるよね!」と笑顔いっぱいの子ども達。
 9月中旬にはご近所の施設からのお誘いで、芋ほりを体験させていただいたり、秋晴れの日には近所の公園へ散歩に出かけ、ドングリや木の実拾いをしたりとたくさん秋の自然物に触れることができました。視野が広がる「本物」は子ども達の心を豊かにしてくれます。 

 4月に1人バケツを1つ準備しスタートしたバケツ稲作活動が、いよいよ収穫の時期を迎えました。ハサミを使い、1本ずつ慎重に稲刈りをし、稲穂から脱穀をした後は、すり鉢とボールを使いもみすりをしたり、1粒1粒爪でもみを取ったりと大変な作業でした。
 最後はお米屋さんにみんなで出かけて、精米してもらいついに完成!!長い期間をかけ育てた、自分たちのお米に目を輝かせてみていた子ども達。食べ物の大切さを感じられる人に育ってほしいと願っています。

 年中組の終わりから1人1台のピアニカを持つことができ、嬉しそうに鍵盤を弾く子ども達。ウッドブロックや鈴、トライアングル、タンブリンもあり、いつでも楽器に触れられる環境にあります。
 最近は木琴を使って、みんなで音色を楽しむ機会もあり「とってもきれいな音だね。」「いろいろな曲ができて楽しいな。」と大人気です。また、新しく鉄琴、マリンバといった大型の楽器にも挑戦中です。みんなで演奏する楽しさを感じてほしいと思っています。