社会福祉法人 名古屋厚生会

第一保育園の一日

令和3年度 秋

0歳児
ひよこ

1歳児
あか

2歳児
もも

3歳児
あお

4歳児

5歳児
みどり

0歳児「ひよこ組」編

 10月に入り過ごしやすい気候になりました。落ち葉を集めて園庭に置いてみると・・・「なんだろう?」と興味をもって子ども達が集まってきました。『カサカサ』『ガサガサ』『パキパキ』触るといろいろな音が聞こえます。「おもしろいな~」と座り込んで遊ぶ姿も見られました。友達の遊ぶ様子を見て「さわってみようかな。」と遊びに加わる子もいて、秋の自然に触れながらひよこ組も友達と遊びの輪が広がっていきました。また、落ち葉をひろったひよこさんが手に持ちじーっと見つめてから、上を見ています。手に持った落ち葉をかざして何を感じているのでしょう。とても素敵だな、と思わずシャッターを押し、一緒に感じたくてそばについていました。ゆったりほっこり、時間が流れました。 

 ハイハイからつかまり立ちへ、つかまり立ちから一歩、もう一歩と日々成長しているひよこさん。秋になりどの子もますます活発に動くようになりました。友達がプラカーで遊びだすと「ぼくも!」「わたしもやる~」と集まってきます。月齢の低い子もちゃんと見ていて、「ぼくも やってみたい!」と意欲的な姿も見られます。大きい子たちを真似て挑戦しようとする姿をさりげなくそっと支えます。「よいしょ」「たのしいね♪」と共感し、子どもも保育士もにっこりです。

1歳児「あか組」編

 子ども達の背よりも高く積まれたカラーボックスが並び、子ども達は“なんだろう?”と興味津々です。「(ぼくは)あか!」「(わたしは)ピンク!」と好きな色のボールを集めてきて箱の中にどんどん投げて、まるで玉入れのようです。箱の中がボールでいっぱいになるまで、何度も何度も集めに走っていました。「パイ!(ポイ)」と落ちていくボールを見つめたり、一回一回「バイバーイ」と手を振っています。なんと可愛らしい!  他にも小さな体をさらに小さくしてカラーボックスを上手にくぐりぬけ「やったー!!」と満面の笑顔でした。

 元気いっぱいに園庭へ出かけていくと、き組のお兄さん、お姉さんたちが芋堀りをしていました。「なになに?」と興味津々で近づいていく子ども達。「わたしもやりたーい!」と芋を探し始めました。「あった!」「みて!」と大興奮です。次々に見つけていきますが、あれれ?肝心の芋を入れるものが見当たりません。堀ったお芋をどうするのかな?と様子を見ていたら、なんと!近くにあった小さな三角コーンを持ってきて逆さにし、芋を入れ始めました。大人には思いもつかない道具の使い方に感動です!

2歳児「もも組」編

 園庭できさんが育てているさつまいもを興味津々で見ていたももさん。そこでお芋作りをしてみることにしました。新聞紙や古紙を丸めて、お芋の形にし、それに色付けしていきます。手先を器用に動かし、絵筆の扱いもさまになり、細かいところもどんな風に塗っていけばいいか考えながら仕上げていました。本物のさつまいもを見たので、どんな色だったのか想像できているようです。そこで、出来たお芋を実際の芋ほりに見立て、芋ほりごっこのはじまり。園庭に現れた畑に近寄ってみると、たくさんの葉っぱやつるが発見!それを引っ張るとみんなで作ったお芋が出てきました。たくさん取れたので今度はお芋でままごと遊びがはじまり、取れたお芋を手に、友達と見せ合い笑顔いっぱいの子ども達。楽しい秋の収穫祭になりました。体験したことを遊びで再現したり、好きなままごと遊びなどに発展して楽しめるようになってきました。

3歳児「あお組」編

 11月の月刊絵本の中で、手洗い・うがいのお話が載っていました。興味津々でじっくりと読んでいる子が多く、改めて手順について、みんなで確認しました。手洗いでは「まずは、てをぬらして~。」「ゆびのあいだもきゅっきゅっきゅっ。」と声に出して洗っている姿に感心しました。うがいはブクブクうがいからガラガラうがいができるように挑戦中。「せんせいみて!ガラガラ~ってできたよ!」と意欲的です。これから寒い季節になるので、正しい手洗い・うがいで風邪に負けない元気な体で、冬を過ごしたいと思います。 

 園庭では、落ち葉を両手いっぱいに集めてパッと投げてみたり、ドングリや松ぼっくりを使ってのケーキ作りなど秋ならではの遊びを楽しみました。
またもも組さんのお芋畑に招待されて芋堀りごっこをし、お芋パーティーも始まりました。友達を誘って一緒に同じ遊びを楽しむ様子が多く見られ、遊びを通して友達と協力したり、関係を深めながら遊ぶ経験ができたのではないかと思います。

4歳児「き組」編

 運動会が近づき園庭のトラックを見つけると、さっそく「かけっこしよう~!」と誘い合う子ども達。回数を重ねることで、白線の外側を走ることを意識したり、距離が長くても最後まで走り切る姿が多く見られました。 
 勝ち負けがあることでやる気が出る子もいれば、負けてしまうことが悔しくて涙が出てしまう子もいますが、悔しい気持ちや勝って嬉しい気持ちなどを経験し、「つぎもがんばるぞ!」とやる気に繋げたり、友達の応援をしたりと、友達との関わりも深まっています。これからも“やってみよう”“がんばるぞ”“友達と一緒だと楽しいね”という気持ちを大切にしていきたいと思います。 

 初夏に植えたさつま芋をついに収穫!!「さつまいも、たくさんあるといいね」と期待いっぱいにみんなで力を合わせて長いツルを引っ張りました。すると、“すっぽーん”とお芋が出てきて、「おおきいのあったよ!」「かわいいおいもだね!」と目を輝かせていました。「つちのなかに、あるかもしれないよ!」と友達と協力してプランターの隅々まで探してみると、次から次へとお芋がごろごろ…。豊作で子ども達の喜びの声が園庭中に響き渡っていました! 
 収穫後は「はやくたべたいね」と待ち遠しい様子。おやつに出ると「わぁー、おいしそう!」と大きなお口でほおばっていました。みんなで育て、みんなで食べて食への関心も深めることができ、秋を満喫しました。

5歳児「みどり組」編

 クレヨンを使って粘土に色をつけて、色付き粘土ができることを発見した子がいました。そこから、色付き粘土を作って遊ぶことが子ども達の中でブームになりました。色を付けてこねていくとマーブル模様になること、色を付ける量や色を混ぜることで様々な色になるなどたくさん発見がありました。 
 自分のイメージしたものに合う色の粘土を作り、それを使って遊びがどんどんと広がっていきました。 
 指先も器用になり、イメージしたものを形にすることができたり、細かなものを作り出すこともとても上手になってきています。 

 「もったいないばあさん」の絵本を読んで、短くなった色鉛筆をまとめ“にじいろえんぴつ”ができあがることを知った子ども達。 
「ほいくえんにも、いっぱいあったよね!」「つくってみよう!」と、さっそくみんなで作ってみました。 
 束になったことで今まで持ちにくくて使いにくかった色鉛筆が“にじいろえんぴつ”に大変身!「すごーい!きれい!」「なになに?」と、みんな集まっていろいろな描き方を楽しんでいました。「もったいないばあさん」の絵本との出会いを通して物を大切にすることを学んだ子ども達でした。