社会福祉法人 名古屋厚生会

第一保育園の一日

平成27年度 夏

0歳児
ひよこ

1歳児
あか

2歳児
もも

3歳児
あお

4歳児

5歳児
みどり

0歳児「ひよこ組」編

保護者の方と連携し、食事を一品ずつ増やし色々な味が楽しめるようにしています。
食材の味や見た目も大切にし薄味に調理しているので子どもたちも食べやすく毎日食事の時間を楽しみに意欲的に食べています。

斜面や空間を活用し、はいはいや歩行などの移動運動を十分できるよう環境を整えています。色々な形のクッションマットに、ハイハイで登るの面白い!しっかり手足・指を使って遊びを楽しんでいます。

牛乳パックで作ったバスにまたがって「バスにのってゆられてくゴーゴー」と保育士が歌って手を挙げると、保育士のマネをしてニコニコ顔。「なんだか楽しそうわたしもいれて」と言わんばかりに子どもたちがどんどん集まってきました。

1歳児「あか組」編

「すわりましょー」という歌声と共に自然に保育士の周りに集まってくるようになりました。この日は、ヨーグルトカップを使用した遊びをしました。カップを持ちメガネを作って「とんぼのメガネ」を歌いなが楽しんだあと、たくさんのカップを出してダイナミックに遊びました。1個づつ並べる子、上にどんどん積み上げてから崩すことを楽しむ子と様々ですが自分の好きな遊びを見つけてじっくり遊び込んでいました。お片づけの時間には、カゴに入れるということがわかり、すすんで片付けたり、友だちと一緒にカップを合わせながら片付ける場面もありました。

「イスに座ってね」と声をかけると今から何か始まるのかな?と自分たちで座れるようになりました。パペットを使って楽しい手あそびが始まるとみんな夢中で見入っています。大好きな大型絵本、動物当てクイズで保育士がガオーとライオンの鳴き真似をすると、子どもたちも同じように手を上げてガオーと言っています。一つの遊びを通して友だちとつながりあう瞬間を大切にしています。

「水遊びするよー」と声をかけると、自分のプールバックを探し、「あったー!」と大喜び。着替えを済ませタライの周りで水遊びを楽しみます。バケツやカップに水を黙々と入れたり、友だちと水をかけ合ったり日に日にダイナミックになっています。楽しく遊んだ後は体を拭いて着替えへ。この頃は自分でズボンを脱いだりはいたりする子も出てきました。子どもたちのやってみたいという気持ちを大切にしながらできない部分は保育士がさりげなく援助しています。

2歳児「もも組」編

水遊びができない日でも、お部屋の中で水遊び。手先きを使った折り紙を破り、水に浮かばせて・・・あら不思議!手を入れて水の気持ち良さを味わい、のりがなくてもくっつくのが楽しくて不思議。並べたり、見たてて貼ったりと、創造力も・・・。

体を動かす事が大好きな子どもたち。手足がしっかりしてきた年齢なので、どんな動きもへっちゃらになってきました。体操やリトミックなども楽しんでいます。

最初は積み重ねたり、好きな色を集めて楽しんでいたのが、今では長い電車を作って乗ったり走らせたり、お弁当を作って、「お弁当どうぞ」とブロックを組み合わせて、見立て遊びが上手になってきました。また、ひとり遊びからお友だちと一緒に遊ぶことが楽しくなり、大きなものを作ったり、協力して高く積みあげて「できた!!」の嬉しさを共有しています。

3歳児「あお組」編

初めに手を水で濡らす、一旦水を止めてから石けんを付ける、指の間までしっかり洗う、石けんの付いた蛇口にも水を掛ける…。一口に手洗いといっても、そこには手順やいくつかの約束事があります。毎日繰り返し伝え、確認しながら一緒に行っていくことで、確実に身に付くようにしていきます。

配膳中は静かに待ち、感謝の気持ちを込めて「いただきます」の挨拶をしてから始まる食事の時間。「おいしいね」「これ大好き」「お野菜も食べられるよ」など、和気あいあいと楽しく会話をしながら食事が進みます。苦手なものも周りの友達と一緒になら少しずつ頑張る気持ちになれるのが、集団での食事の良いところです。また、箸の持ち方や食べる時の姿勢など、食事のマナーも覚えていきます。

ルールを理解出来るようになってくる年齢である3歳児。鬼ごっこやかくれんぼなどのシンプルなあそびから、ルール性の高い集団あそびへと発展させていきます。始めのうちは理解出来なかったり、負けて泣いてしまったりすることもありますが、徐々にルールの大切さに気づき、それを守ろうとする気持ちが芽生えてきます。

4歳児「き組」編

子ども達は給食のお当番が大好き。友だちのために給食を準備し感謝されたりお互いを認めあったり、達成感の味わえる活動として当番活動を取り入れています。「ありがとう」「どういたしまして」そんな温かい言葉がお部屋の中にあふれています。

夏の虫にみんな興味津々です。最初は触ろうとしなかった子ども達も観察しているうちに触りたくなり、少しずつ触って、掴めるようになりました。「見てー」「すごいねー」と子どもたちの楽しい会話が聞こえてきます。保育士も一緒に図鑑を見て、たくさんの昆虫を調べていきます。

5歳児「みどり組」編

種もみを水に浸け、芽が出るところから観察、栽培をし、「自分の」バケツ稲を大切に育てています。土のにおいやあたたかさを感じ、植物の生長を見守ることを通し、食べ物が食卓にあがるまでの過程に関心をもったり、感謝の気持ちもって食べることを大切にしています。

実際の食材に触れ、簡単な調理を行うクッキングを月に一回行っています。ともだちと一緒に楽しく安全に調理をする体験を通して、食に興味関心をもつきっかけになればと思います。