社会福祉法人 名古屋厚生会

第二保育園の一日

令和2年度 春

0歳児
ひよこ

1歳児
あか

2歳児
もも

3歳児
あお

4歳児

5歳児
みどり

0歳児「ひよこ組」編

 担任保育士との温かな関わりの中で、ミルクを飲んだり、離乳食を食べたりしています。「モグモグごっくん」と話すと保育士を見ながら真似て口を動かして食べられるようになったり、「もっとたべたいよー」と手も出るようになり食べる意欲が感じられます。離乳食は発達に応じて家庭と連携を取りながら無理なく進めています。月齢の大きい子は自分で食べようとする気持ちを大切にし、手づかみやスプーンで意欲的に食べています。顔にご飯粒がついていたり、手の平ににんじんがついてたりして食べた様子が伝わり「えらいね、たくさんたべたね」と褒めてあげると満足気な表情をしています。

 保育室にはマットで山を作ったりトンネルを置いたりして一人一人の運動発達を促すようにしています。トンネルをくぐり「ばぁー」と出てくる顔はとってもかわいいです。マットの山では四つん這いになり、両手を前に出し足で蹴って登ろうと身体をいっぱいに動かしています。月齢の低い子は十分なスペースで仰向けから寝返りし腹這いで遊んだり、自分の足を持ち上げたりして、思い思いに体を動かして楽しんでいます。 
 それぞれのやってみたい気持ちを大切にし、子どもの主体性を伸ばせるように取り組んでいます。

 ぽかぽかお日さまの下、外気浴をしたり、お花や夏野菜を見たり触れたりして自然と触れ合う楽しさを感じています。「これはきゅうりのはっぱだよ」と伝えると「ぼくもさわりたーい」というように手を伸ばし、初めて触る大きな葉っぱに「わっ!」と驚いていました。言葉はまだ出なくてもしぐさや表情、感じる心を大切に子どもの気持ちに共感しています。歩ける子は保育士と手を繋ぎ歩ける喜びを感じ得意気に歩いています。暑い日には、氷に触れたり、水風船で遊んでいます。「つめた―い、でもきもちいいー」と様々な感触を味わい沢山の刺激を体で感じ楽しんでいます。

1歳児「あか組」編

 日差しが強い日の園庭にゾウのスプリンクラーを出すと「ゾウさんだ~!」と興味津々で集まってきました。保育士が蛇口をひねると「んん?きゃっ!」「つめたーい!」と勢いよく噴き出す水の気持ち良さに大喜びです。たらいの中の水をスコップでかき混ぜる子や泥遊びを楽しむ子、ジョウロやホースから出た水を嬉しそうに触りに来る子など水に触れることが大好きです。氷遊びではハートや星の形の氷を手の平にのせてひんやりとした感触を味わう姿や大きな丸い氷や氷の中に入っているスコップの登場に大興奮する姿も!友達や先生と一緒に夏ならではの遊びを楽しんでいます。

 日差しが強い日の園庭にゾウのスプリンクラーを出すと「ゾウさんだ~!」と興味津々で集まってきました。保育士が蛇口をひねると「んん?きゃっ!」「つめたーい!」と勢いよく噴き出す水の気持ち良さに大喜びです。たらいの中の水をスコップでかき混ぜる子や泥遊びを楽しむ子、ジョウロやホースから出た水を嬉しそうに触りに来る子など水に触れることが大好きです。氷遊びではハートや星の形の氷を手の平にのせてひんやりとした感触を味わう姿や大きな丸い氷や氷の中に入っているスコップの登場に大興奮する姿も!友達や先生と一緒に夏ならではの遊びを楽しんでいます。

2歳児「もも組」編

 初めてのシャボン玉あそびでは、最初はストローに息を吹き込む事が上手にできませんでしたが、徐々にコツを掴み、続けてシャボン玉ができると大喜びでした。色水あそびでは、単色の色水を作り、コップに移し違う色の水を入れると色が混ざり合い、どんどん変化していきます。子どもにとってはまるで魔法の水のようで大喜びでした。ゾウ型の噴水を園庭に置き、楽しんでいると、すぐに園庭はぬかるみに・・・泥んこあそびの始まりです。まず、手で触ってみて感触を味わい、そのうち泥の中にスライディング。それを見ていた友だちも「やりたーい」と泥の中に入り、全身泥だらけになってダイナミックに遊んでいました。いろいろなあそびや体験の中で五感を刺激し豊かな感性・創造力を育んでいきます。

 両足を揃えてジャンプができるようになり、トランポリンや高さの低いハードルを「そーれ!ジャンプ」と友だちと顔を見合わせて楽しそうに遊んでいます。 
戸外でも、平均台の上に乗り、はじめは「こわいよ」「おちる」と言っていた子も少しずつこつを掴み、両手を広げてバランスを上手にとり歩いたり、鉄棒では腕の力がついてぶら下がり「みてー!」と得意気に見せてくれます。 
 また、オルガンの音に合わせて色々な動物に変身して遊ぶ表現あそびも大好きです。「へーんしん!」と言い、うさぎやカエルになりきって「ぴょーん!」とジャンプをしたり、よちよち歩きであひるさん、ころころと転がりどんぐりなど表現遊びを楽しんでいます。遊びの中で、体の様々な部分を使うことによって手足に力がつき、柔軟性やバランス感覚を養うことができます。 

3歳児「あお組」編

 保育室に飾ってあるアジサイの鉢を見ながら折り紙でアジサイを作りました。アジサイの繊細な色を表現するのに『にじみ絵』をやってみようと提案してみると、「どうやるの?」「やってみたーい!」と積極的な子どもたち。にじみ絵は、水性ペンで描いたあとを綿棒で紙がやぶれないようにそっとにじませていきます。にじんで行く様子を「きれい!」「すご~い!!」と驚きの声が聞かれました。

 ままごとなどでイメージを友達と共有できるようになってきた事により、今まで以上に友達との関わりが増えてきました。友達を誘って玩具で遊んだり、椅子取りゲームやいろいろバスケットなどの集団遊びをリクエストして遊んだりと子どもたちの気持ちの成長を感じます。また、物の貸し借りも「あとすこししたらかわるね」「かしてくれてありがとう」など気持ちを言葉にしてやり取りする場面も増えてきています。

 様々な遊具を使って運動遊びを楽しんでいます。体育教室で経験した鉄棒でぶら下がりながら、足で拍手をする技などいろいろな遊び方を試しています。
 雨の日には、ホールに行って保育室では遊べないカラーボックスや平均台などの運動器具を子ども達とどんな組み合わせなら面白くなるかを話し合い、違いや変化をつけてダイナミックに体を動かしています。他にも、リトミック遊びも人気で、流れる曲に合わせてどんぐりやトンボなどに変身しながら、丈夫な体作りや、転んだ時に咄嗟に手がつける瞬発力など培っています。

4歳児「き組」編

 子ども達が好きなボール遊び。園庭では「(バスケットの)ゴールだして!」とリクエストが出ます。ゴールを目指して一生懸命にボールを投げて、シュートできると「やったぁ!!」と大喜びしています。 
 ドッジボールを簡単なルールにした“転がしドッジ”に夢中になっています。はじめはルールが分からず、戸惑う姿も見られました。繰り返しゲームに取り組むうちに、ルールを理解しゲームを楽しめるようになってきました。だんだんボールを転がしたり逃げたりすることが上手になってきました。ルールがわかってくると、ゲームも盛り上がり、「がんばって」と応援の声も上がるようになってきました。

 春にキュウリ、ナス、ピーマン、トマトの苗を植え、きぐみのみんなで大切に育ててきました。毎日水をあげたり草取りをしたりしながら「はっぱがおおきくなってる!」「おはながさいてるよ」と日々いろいろな発見を見つけ生長していく様子を友達や保育士と話をして楽しんでいました。赤ちゃんサイズだった実も7月にはどんどん大きくなり大収穫となりました。「すごい!いっぱいできた!」と皆で収穫できた喜びを感じていました。収穫した夏野菜は調理してもらい美味しく食べたり、野菜スタンプ遊びをしたりして楽しみました。秋にはサツマイモを収穫する予定です。「せんせいまだかな?」「もういいんじゃない?」などとサツマイモの収穫を今から楽しみに待っています。

5歳児「みどり組」編

 運動会の組体操に向け、またドッジボールで強いボールを投げることができるよう、腕の力がつく運動遊びに取り組んでいます。手足を伸ばして四つん這いになってのライオン歩き、ベンチに足をかけての横移動、足を使わずに前進するオットセイ歩き。「むずかしいよー」「つかれちゃう」と初めのうちはなかなかできなかった子どもたちでしたが、毎日の積み重ねで今ではすいすい進めるようになりました。まさに『継続は力なり』。できるようになることが嬉しく、ますます張り切っています。

 今年も年長組だけの特別行事『お楽しみ会』を実施しました。子どもたちが一番楽しみにしていたイベントが、5つのミッションをクリアし、パズルのピースを手に入れ、宝が隠れている場所を見つけるという宝探し。ミッションの内容はみんなで相談して決めました。何度も話し合いながら、ミッションに必要な道具や看板も自分達で準備しました。当日はチームで行動し、協力し合いながら次々にクリア。最後のお化け屋敷では「こわいよー」と泣きべそ顔の子も…。それでも最後までやり遂げ、見事に宝物をゲットし、「やったぁ!」と大歓声。力を合わせることの大切さを知り、やり遂げた達成感を味わい、子ども達の顔は輝いていました。

 色水遊びやにじみ絵で色の不思議を楽しんだ経験を活かし、みんなで染めTシャツを作ることになりました。渦巻き状にしたTシャツを輪ゴムで止めて固着剤に浸した後、6色の染料をかけていきます。「きいろとあおのあいだがみどりになった」「あかとあおもまざるときれいだよ」と友達と話しながら嬉しそう。少しずつ慎重にかけていく子、ダイナミックにたっぷりかける子と、それぞれの性格も見られる楽しい作業でした。二日ほど置いておき、いよいよ染料を洗い流してTシャツを広げてみると、「すごーい!くるくるもようだ!」「きれいないろになってる!」と大興奮!世界に1枚の自分だけのTシャツに嬉しそうな表情を見せてくれました。