社会福祉法人 名古屋厚生会

第二保育園の一日

平成28年度 春

0歳児
ひよこ

1歳児
あか

2歳児
もも

3歳児
あお

4歳児

5歳児
みどり

0歳児「ひよこ組」編

子ども達の大好きな砂遊び。保育士の作ったおだんごをじーっと見る子、シャベルで触ろうとする子、コップに「入れて~」と要求する子など反応は様々です。一人ひとりの気持ちに寄り添いながら子ども達が主体的に遊べるように工夫しています。

今日は何のごはんかな?「ごはんだよ~」と話すとニコニコ笑顔でやってくる子ども達。「おいしいね」「モグモグごっくんね」という保育士の声に、手づかみやスプーンで意欲的に食べています。月齢の低い子どもたちは、食後のあとのミルクタイム。保育士の目を見て、安心してミルクを飲む姿が見られます。
愛情豊かな特定の大人と過ごすことを喜び安心して過ごせるようにしています。

ひよこ組さん出動!!友達がコンビカーに乗っていると後ろから「よいしょ」と押している姿が見られました。言葉は交わせないけれど、優しい気持ちが伝わってきます。「ひよこさーん、すーべってー」と言われても、なかなか降りようとしないひよこ組さん。前には進めず交通渋滞しています。一緒に花を指さしたり、少しずつ友達との関わりが増えてきています。

1歳児「あか組」編

今日のおやつはみんなが好きな“ぱりんこ”。
保育士に手伝ってもらいながら手を洗って、いただきます。
お菓子の袋を開けるのはまだ難しいけれど、コップを自分で持って飲めるようになってきました。
友達と食べるおやつって楽しいね!!美味しいね!!

戸外遊びのお気に入りは汽車の固定遊具やコンビカーに乗ってあちこち散策することです。乳母車に乗って出かけるお散歩も大好きです。
戸外遊びでは身体の発達を促すとともに、身近な大人や友達に関心を持ち、一緒に過ごすことの喜びが味わえるようにしています。
音楽に合わせてリズム体操をしたり、様々な音に触れ、豊かな感性を養います。指先を使った“つまむ”動作も上達してきて、遊びを工夫する姿も見られるようになりました。

遊びを楽しみ、食事をしたら午睡タイム。
ゆったりと安心できる環境の中で、保育士に背中をさすってもらったり、トントンしてもらったりしながら心地よく眠ります。
保育園での生活に慣れ、一定時間眠ることができるようになりました。スヤスヤ眠る姿はとってもかわいいです。
起きたらまた楽しいこといっぱいしようね!!

2歳児「もも組」編

一人の子が小さな生き物を見つけました。「てんとう虫だ」の声に、「どこどこ?」と子ども達が集まってきました。
じーっと見つめるまなざしは好奇心いっぱいです。
ゆったりとしたやさしい空気が流れていました。子ども達の驚きや、感動に共感し、たくさんの経験ができるようにしています。

身近な素材を使って思いきり身体を動かして遊ぶことで、気持ちも開放されます。小さくちぎった新聞紙を、友達にシャワーのようにかけたり、お布団に見立て、お昼寝の真似をしたり、遊びが広がっていきます。
友達と一緒に楽しみながら、“ちぎる”“まるめる”など手先の発達にもつながります。

友達の遊んでいる様子が気になり、「わたしもやりたい!」「一緒に遊びたい」と同じ玩具で遊び、同じ空間で、友達と一緒に遊ぶ楽しさを共有しています。友達や保育士と言葉を交わし、遊びの中で、身近な人と親しみ、関わりを深め愛情や信頼感を持てるようにしていきます。

3歳児「あお組」編

生活リズムも少しずつわかりはじめたあお組さん。大きな声で挨拶し、かばんの中から出席ノートを出したり、コップ、タオルを出したり、朝の準備ができるようになってきました。生活に慣れて、自分でしようと頑張っています。
朝の会では、名前を呼ばれたら元気の良い声で返事をしたり、季節の歌を歌ったりしています。

手を繋ぐ友達も覚え、みんなで公園に遊びに行きました。天気の良い日は外に出て身体を動かして楽しんでいます。ジャングルジムや砂遊びが大人気です。ジャングルジムでは一番上までのぼると「せんせいみてー」と呼びかけ、得意気な表情を見せています。共に過ごす楽しさ、仲間と一緒にいる喜びを味わえるようにします。

マナーに気をつけながら友達と一緒に楽しく食事をいただきます。「にんじんだいすき」、「これひじきだよ」など会話を楽しみながら、食材にも興味を示し親しんでいきます。お腹がいっぱいになった子ども達は、自分で着替えて布団に入ると、次々と夢の中。どんな夢をみているのかな

4歳児「き組」編

昨年度から植えていたエンドウ豆がたくさん実っているのを子どもたちが発見。さっそく収穫しました。ぷっくりと育ったエンドウ豆のスジを取り、ゆがいてもらいいただきました。「おいしい~」

みんなでお買い物!野菜に興味を持ちはじめた子ども達。「野菜を育ててみたい」と苗を買いに出かけました。たくさんの苗が並ぶ中、「トマトがいい」「ピーマンやだ~」と実がなった時のことを想像しながら選びました。植える時にはあちこちで「大きくなーれ」の声、優しい子ども達です。水やりや草取りなどのお世話にも取り組んで、大切に育てられることでしょう。活動を通し、食に対して関心を持ったり、命の大切さ、ありがたさを感じていけたらいいなと思います。

食育活動としてそら豆のさやむきをしました。おうちから用意していただいたかわいいエプロンと三角巾を身につけ、気分を高めながらいざ皮むき。「かたい」「くさいよ~」「いいにおいだよ!!」とさまざまな子ども達の声。絵本「そらまめくんのベット」のようにさやの中はふかふかのお布団「きもちいいね」「ふかふかだね」とそらまめくんのベットをうらやましそうにさわっていました。

5歳児「みどり組」編

みどり組さんは、園庭やホールにコートを作ると「やったー!」とやる気満々です。 
ドッヂボールのような身体全体を協応させた運動をすることで心肺機能が高まる遊びを行っています。 
少し前までは、逃げ回る子が多かったですが、頑張ってボールをとろうとする姿が見られ、しっかりキャッチできた時の顔は達成感いっぱいです。また、ねらいを定めて相手チームにボールを投げることができるようにもなりました。遊びを通して様々な運動機能の発達につながっています。 

食育の一環として一人一つのバケツで稲作をしています。まずは苗を植える前に土をこねました。 
「美味しいお米を作るためにがんばるぞ!」と、一生懸命でした。 
いつの間にか服や靴、顔にも泥がついてしまいましたが、「楽しかった~!」「大変だった~!」と、やりきった表情が見られました。苗を植え、生長し、そしてお米が出来る、この先の過程を楽しみにしている子ども達です。