社会福祉法人 名古屋厚生会

第二保育園の一日

平成27年度 秋

0歳児
ひよこ

1歳児
あか

2歳児
もも

3歳児
あお

4歳児

5歳児
みどり

0歳児「ひよこ組」編

いっぽんばーし こーちょこちょ♪ が大好きなひよこさんです。きゃっきゃっと大喜び。
こちょこちょし終わると(もう一回) と指を1本出す仕種や表情で「やっ て」とリクエストです。
「 私もー」と みんな集まってきてエンドレスです。触れ合い遊びで豊かな心を育みます。

箱やトンネルを組み合わせて、滑り台に変身させると… 
好奇心いっぱいのひよこさんが集まってきて早速挑戦です。片面は落ちないように設定し、片面は保育士が支えます。ちょっとしたスリルとできた!喜びがさらに挑戦意欲を高め、運動能力の発達につながっていきます。

手作りテーブルを出し、ままごと道具を並べてみると…とっても素敵な笑顔で食べる真似をしていました。「いただきます」と手を合わせる場面やお友だちに「どうぞ」する関わりも見られました。0歳でも毎日の営みがしっかりと身についていることは大きな喜びです。これからも生活場面を大切にして生きる力を培います。

お散歩は子どもにとって園内にはない様々な物を見たり、聞いたり、触れたり、匂いを感じたり生活経験を広げる大切な場です。1歳を過ぎ歩行がしっかりしてきた子は、ゆっくりゆっくりですが、歩いて散歩ができるようになりました。寒さがゆるんだ12月、散歩に出かけた時の様子です。石を拾って教えてくれたり、ヘリコプターの音に気づき、指差して教えてくれたり、発見の喜びがあふれていました。色々な発見に担任は子どもの目線で一緒になって感動します。子どもたちの好奇心や興味関心、やりたいと思う心を大切にしています。 

1歳児「あか組」編

11月のとりくみ 絵本「さつまのおいも」から

年齢に合った絵本、季節感あふれる絵本を毎日読み聞かせしています。
秋、子どもたちは『さつまのおいも』の絵本に出会い、さつま芋が体操したり、ご飯を食べる場面に夢中になりました。絵本の音楽CDやペープサートも用意すると、お芋が一大ブームになりました。

そこで、芋を作り、いも掘りごっこができるように環境設定しました。絵本で十分親しんでいるので大喜びです。運動会の競技にも取り入れました。室内遊びでも「おいも掘りやりたい」の声に応え何度もいも掘りを楽しみました。 

いも掘りに十分満足できたら、やっぱり次は焼き芋パーティー。子どもたちに呼びかけ、やってみせるとみんな真剣な表情で見ていました。
皮を破って中から黄色の芋が出てきた時の子どもたちの表情は目が輝いて芋の世界に入り込んでいました。指先の機能の発達を図るために新聞遊びやシール貼りなど子どもたちの興味がある遊びを取り入れてきたのでどの子もとても上手でした。これからも遊びの中の育ちを大切にし、様々な遊びを提供していきたいと考えています。

2歳児「もも組」編

サンルームにて

この秋ももぐみのサンルームに新しくままごとコーナーを設置しました。明るくて日差しがぽかぽか暖かく気持ちの 良い遊び場です。初めの頃は一人遊びで玩具の取り合いもありましたが、保育士が仲介しながら一緒に遊ぶ中で、少しずつ「友だちと遊ぶ」楽しさが分かってきました。お誕生会ごっこやお家ごっこなど見立て遊びに興じています。
イメージがどんどん広がって、それを言葉でも表現できるようになってきました。子どもたちの想像の世界を大切に見守ります。

秋からはさみを製作に取り入れてきました。初めは持ち方もわからず、はらはらどきどきの連続でしたが、子どもたちはそんな心配をものともせず、はさみに魅了されていました。やりたい意欲を大切にし、補助は最低限におさえ、傍につきます。色紙、画用紙、広告、包装紙など様々な紙を細長い短冊状にして用意すると、「もっとやるー」と器に山盛りになった子もいました。切ったあとは、好きな色の手袋を選んで切った紙をのり付けして飾ります。切った物が形になりお部屋に飾られると、顔がほころんで「これ、だれの?」と何度も何度も聞かれました。楽しくできたという経験の積み重ねが上達につながります。進級する頃には次のステップ(切り進める・直線の上を切るなど)に進めることでしょう。 

3歳児「あお組」編

はさみの扱い方に随分慣れてきましたが、始める前には毎回正しい扱い方を確認し合っています。作品の出来栄えでなく、切れた喜びを共にし、切り方や切る素材に変化を持たせてきました。経験を重ねる中でさらに興味関心が深まり、はさみを使って製作する楽しさを十分に味わっています。
手先を使う作業や右手と左手で異なる動きをする作業もできるようになり、製作活動が広がっています。

3歳児は音楽に合わせて踊ることが大好きです。また、保育士の動きを忠実に真似ようとするのも3歳児の特徴です。
そこで、リトミックを取り入れみると、飛行機になったり、ウマになったりと曲にあわせて楽しく動くことで、バランス感覚が養われ体全体を自分の意思で 動かしのびのびと表現できるようになりました。今では、曲に合わせた動きが分かり、子どもたち同士で楽しんでいます。

4歳児「き組」編

11月、チューリップの球根、花や野菜の種を植えました。チューリップの球根を見て様々な感想を言い合う子どもたち。実際に見て触れて心の根っこにつながることを願います。春になったら咲く話題に「みどりさんになったら咲くんだね」と嬉しそうでした。会話の中でどこに何を植えたのかわからないことや小さい子が取ってしまうのではという声が聞かれ、プレートを作ることを提案し、「さんせーい」と子どもたちが作成しました。自分たちの思いが形になったことで、より興味関心が深まりました。植物の生長と共にぐんと成長することでしょう。

11月、おみせやさんごっこの商品(スイーツ作り)に挑戦しました。子どもたちが「作りたい」と言った物を選択しました。ゼリーのカップや段ボール、毛糸やお花紙など身近にある様々な素材を豊富に用意しました。廃材等がおいしそうなスイーツに変わっていく、それを自分の手で作れる喜びを味わいました。できあがったスイーツが棚に並ぶと、うっとり見とれる姿が印象的でした。創意工夫する力が培ったスイーツ作りとなりました。

マットの引き合いは子ども同士でも盛り上がります。保育士と対決となるとさらにやるき満々。楽しく遊ぶ中で自然と運動機能が高まっていきます。そして勝つためにはどうしたら良いのか考えるようになり、友達と協力しあう大切さを感じていきます。「友だちと一緒」が楽しく、 遊びの中で相手の気持ちを考えられる子を育んでいきます。

5歳児「みどり組」編

色々なリズム打ちに親しんできた子どもたち。運動会ではその成果を存分に披露できました。充実感 達成感を味わい、ひとまわり大きく成長しました。

蝶の孵化の経験からずっと図鑑に親しみ、自然の世界に思いを馳せていました。 この日は散歩に図鑑を持ってでかけました。ノリタケの森では、虫や落ち葉、くっつきむしなど、友だちと「これは?」と楽しそうに一つひとつ調べながら 秋の自然を思う存分味わいました。

1人にひとつバケツ稲活動です。
4月から、発芽→田植え→稲刈り→もみすり→精米→炊飯
精米では近所のお米屋さんを訪問して見学させていただきました。一年をかけて様々な行程を経験し食べものの大切さを実感しました。

体育教室では、なわとびに挑戦中です。1分連続跳びを達成すると、ぐんと自信がつき、外遊びには「なわとび もっていくー」と、張り切っています。友だちとも励ましあう姿が素敵です。
習字教室は、元気なみどりさんが、シーンと静かになり毛筆に取り組んでいます。毎週とても楽しみにしていて「すばらしい!がもらえた」と誇らしげです。日本の伝統文化に 親しみ、伝承につながることを願います。