社会福祉法人 名古屋厚生会

第二保育園の一日

平成30年度 夏

0歳児
ひよこ

1歳児
あか

2歳児
もも

3歳児
あお

4歳児

5歳児
みどり

0歳児「ひよこ組」編

 寝返りが出来るようになった赤ちゃん。キョロキョロしたり自分から玩具に触れたり、握ったり、口に持って行ったり、保育士が目線を合わせ「ばあ」と声をかけると笑ってくれて、今までと見える世界が違っていることに好奇心いっぱいです。

 腹這いを十分に楽しんで力がついてきたら次はお座りです。足を広げバランスを上手にとって座れる時間が日毎に伸びていきます。腕から動かせるようになる分、遊びも広がり、「あーうー」とまるで玩具とお話ししているようです。

 遊具や、段ボールで登ったり降りたり滑ったりする環境を作ったらさっそく挑戦してくれました。転ばないようにしっかり集中すること、バランス感覚など、全身の力が育っているなと感じます。

 タライに人肌より少しぬるい温水を入れて遊んでいます。初めての温水遊びに、驚く子もいましたが、すぐに慣れて自ら水の中に手を伸ばしてパシャパシャと水の感触を味わって楽しむ姿が見られるようになりました。

 その日の気温によって入水時間や水温を調節して無理なく過ごせるようにしています。また、暑さが増した頃にはタライの中に氷を入れてみました。冷たさにびっくりな子や握って「はい、どうぞ」と保育士に手渡してくれる子など、様々な反応が見られました。 身振り、手振りを通して、自分の気持ちを豊かに伝えようとする姿がとても可愛らしいです。

1歳児「あか組」編

 ペットボトルに食紅を入れ、「おいしいジュースにな~れ」とおまじないをするとりんごジュースやオレンジジュース、バナナジュースに変身!あれ~不思議!と目が大きくなったあかさん。「私も作って!」と保育士の周りに子ども達が集まってきて、ジュース屋さんごっこが始まりました。

 色水を使ったお絵描きでは、初めて使う筆さばきも見ごと!自由にのびのびと描き、赤や黄色の色彩がとてもきれいです。夏の様々なあそびは子どもたちの「やってみたい!」「できた!」「おもしろい!」の笑顔で満ちあふれていました。

 初めは水を触るのを怖がっていた子も次第に慣れ「今日は何して遊ぼうかな?」と自分でおもちゃを見つけ楽しめるようになりました。チャプチャプしながら友だち同士顔を見合わせている様子は、「気持ちいいね!」と通じ合ってるんだなと感じます。

 水風船が一度に30個できる瞬間は「ウォ!ワァッ!」と驚きの声があがりました。その感触を大いに喜び、また割れる面白さも知って何度もリクエストでした。水に触れ気持ち良さを感じ様々な感触を楽しむことができた子どもたちでした。

 「足入れて~こっちも入れて~」と自分で頑張ろうとしています。自分でできると「やったぁ~」と得意満面です。「できた!」の回数を重ね子どもと一緒に出来たことを喜び自信と自己肯定感を育んでいきます。

 「クラスには卵からかえったメダカが8匹います。生まれたばかりの時は小さくて見えなかったメダカですが、今では大きくなり「♪め~だ~か~の学校は~♪」と可愛い声で毎日歌っています。小さい時から生き物と関わる経験をすることで、心豊かに育ちますようにと願っています。

2歳児「もも組」編

 水遊び、色水遊び、フィンガーペインティング、氷水、泥んこ遊び…と夏ならではの遊びを沢山楽しみました。水遊びではジョウロやバケツで水を汲んでは友だちと掛け合ったり、水鉄砲でピューと飛ばしたり、シャワーの雨にも「キャー」と大興奮!顔に水がかかるのも少しずつ慣れてきてダイナミックに遊べるようになりました。

 こうした温水の暖かさや氷水の冷たさ、砂のざらざら感、泥んこのぬめり、混じり合った絵の具の色の変化などの様々な素材に触れ、全身でその感触を楽しんでいます。

 オルガンの音に合わせて色々な動物に変身するのが大好きな子どもたち。うさぎやカエルになってぴょーんとジャンプしたり、ワニになって床を「よいしょ、よいしょ」と這ったり、「がおー」と鳴き真似をしながらライオンになって楽しく体を動かしています。

 ライオンは最初はお尻を高く持ち上げられない子もいたのですが、遊びの中で体の色々な部分を使うことによって手足に力がつき、バランスが上手にとれるようになってきました。

 今では友達どうしでトンネルくぐりができるようになった子もいます。これからも楽しく取り組んでいきたいと思います。

3歳児「あお組」編

 毎日朝から「プールたのしみだな」とウキウキワクワクの子どもたち。初めは慎重だった子も、日に日にプールの中を駆け回れるようになりました。

 みんなで丸く歩いて作る流れるプールは大人気の遊びです。長い浮袋や大きい浮袋は、友だちと一緒にプカプカリゾート気分で“楽しい!”が伝わってきます。そして、なんといっても浮袋を自分たちで順番に貸し合えるあおさんが素敵です。全身を使って夢中で遊んだ夏、ぐんと逞しくなりました。

 夏の遊びは続く!「水」を感じる遊びの様子を紹介します。
1:プラスティックコップの底に水性ペンで色を塗り、水を入れると…「ジュースだ!」
2:魚型の紙に水性ペンで模様を描き、スプレーで水を吹きかけると…「わっ!色が広がった!」
 毎日、登園後やプール遊び後に「やりたい!」子たちを中心に、ジュースを作ってお店屋さんごっこをしたり、紙に色々な絵を描いて、霧吹き後の変化を楽しんだり、水性ペンと水の不思議を大いに味わいました。

4歳児「き組」編

 プールで、浮輪やビート板、沈むおもちゃを使った宝探しを楽しんでいます。顔を水につけることが苦手だった子も友達の姿を見て、「わたしも!」と意欲がわき、日に日に顔をつける回数が増えていきました。そして、宝探しでは「あった!」と潜って宝を見つけ、嬉しそうにみせてくれました。

 また、キック力がついてくるとだんだんと泳ぎが大胆になり、全身を使ってプール遊びを楽しむことができました。バタ足をして前に進むことに苦戦しながらも諦めずに挑戦し、「みてみて~」の声があちこちから聞こえてきます。

 みんなで植えた野菜をついに収穫!!「まだ赤ちゃんだね」「早く食べたいな」と生長を楽しみにしていたので大きく育ってくれて何よりです。収穫した野菜はその日の食事に入れてもらいみんなで食べました。本来なら苦手な子もモリモリ食べる事ができ、喜び倍増です。また、野菜のお腹を切ってみると「お~すごい!」「かわいい形」と感激の声があがり、野菜スタンプや種を使ったマラカス作りなど、、大いに遊びにも活用できました。

 大きさ、色、形、様々な素材を使った製作遊びに夢中です。黙々と作品づくりに取り組む子、「何作ってるのー?」と友達の作っている物に興味津々の子。さらには「大きなお家作ろうよ」「テープが必要だね」と友達と一緒に考え迷路やお家作りをしている子など様々です。

 どうやって作ろうかな…悩んでいるところへさりげなくヒントを出してみると友達と「そうか!」と、またアイディアが広がって素晴らしい作品の完成です。想像力豊かな子ども達の作品が並び、見ていてとても楽しいです。

5歳児「みどり組」編

 みどりぐみのプール遊びは、プールを最大限に活かして遊びます。ビート板を使ってプールの端から端へ、約5メートル。手の先から足の先まで十分に体を動かしています。プールの中をグルグル回って水中ウォーキングすれば、流れるプールができあがり、これも楽しみの一つで、「流れていいよ」の合図に「ヒャッホー!」と歓声があがります。年長になると力がついてくるので流れるスピードも速く、スリル満点です。そんな中で自然と自分なりに「こうなりたい」と目標を決め、「もぐれた!」「泳げた!」とできるようになったことを満面の笑顔で見せてくれます。友達と良い刺激を受け合いながら、最後には、ほとんどの子が泳げるようになりました。

 春の土起こしからずっとバケツ稲の世話をしてきました。子どもの背丈ほどにまで生長し、嬉しいけれど、雑草も同じように育っています。「どうする?」「抜いたほうがいいかな」「おいしくなるためには、抜こう」みんなの気持ちは一つになり、水の中に手を入れて草取りに挑戦です。「ぬるぬるするね」と言いながらも一生懸命抜いていました。「きれいになった」「おいしいお米になるね」と優しく葉や穂をなでて、作業終了です。
 子どもたちの思いが届きおいしいお米ができますように。

 オス、メス、大、小、様々、総勢19匹のめだかが、みどりぐみにやってきました。その日から子どもたちは、かわるがわる水槽の前にやってきて、じーっと観察しています。
「めだかのオスとメスはどうやってわかるの?」疑問に思った子は、友達に聞き、図鑑で調べたり、聞かれた子たちにも、次々興味が広がって、他のクラスにも図鑑を借りて調べています。「めだかって卵食べちゃうんだって!」「エサをあげるのはね・・・」色々な情報を集めて友達同士教えあっています。疑問に思ったことを自分で調べてみようとする思いを大切に見守っています。