社会福祉法人 名古屋厚生会

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5歳児「みどり組」編

 いつもは徒歩で園外に出掛ける秋の遠足ですが、今年度は園内での遠足ごっことなりました。「どんなことがしたい?」という保育士の問いかけに対し「クイズ」「宝探し」「果物狩り」「迷路」「探検」など、たくさんの意見が出ました。相談の結果、園内を巡って謎解きをしながらアイテムを揃え、ゴールを目指すゲームに決まりました。コインや虫、ブドウやキノコなど、アイテム作りも自分たちで行いました。一人一人が自分の意見をしっかりと話すこと、責任を持って準備に関わること、友達と協力しながら目的を果たすこと等、遠足ごっこを主体的に進めていく姿が見られました。いつもの遠足とは違っても子どもたちは大満足。手作り感溢れる楽しい遠足ごっこになりました。

 体を動かすことが大好きな子どもたち。天気の良い日は園庭や屋上、隣接した公園で思いっきり遊びます。そして雨降りの日には、ホールにたくさんの運動器具を出して運動遊び。晴れでも雨でも体を動かして遊ぶことができる環境を整え、健康な心と体を育てていきます。また、順番を守ること、遊ぶものを大切に使うことなど、遊びの中で社会的に必要なルールを知り、道徳性や規範意識を身につけていきます。

 土こね、芽出し、田植えと春から夏にかけて作業した一人ずつのバケツ稲。夏の間は水をあげたり雑草を抜いたりして、心を込めて世話をしてきました。登園時に「おおきくなってね」と稲に話しかける子もいました。こうして実った稲の刈り取り作業。慎重に根本から切り、嬉しそうに収穫していました。普段当たり前のように毎日食べているご飯。お米ができるまでにはいろいろな人たちの苦労や努力があるということを学び、食に対する感謝の気持ちを育む素敵な体験となりました。