社会福祉法人 名古屋厚生会

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4歳児「き組」編

 遊びの中で人気があるのは“なわとび”。大縄では“郵便屋さん”や何回跳べるかチャレンジ!をして遊んでいます。毎日楽しんでいる子は回しているところにタイミングよく入って跳んだり、120回連続で跳べる子も出てきました。一人では物足りず、友だちと2人、3人で跳んだり、跳びながらクルクル回るなど、友だちと跳び方をアレンジして楽しんでいます。体育教室で短縄跳びをしてから、戸外遊びの時もやりたいと縄跳びを持って出かけています。はじめは上手く回せなかったり、タイミングがずれてひっかかることばかりでしたが、悔しさと跳びたい意欲から何度も挑戦しているうちに跳べるようになっていきました。「せんせい、とべたよ!!みててね!!」と自信満々です。それを見て「○○ちゃんすごい!」「私もやってみたい」と縄跳び仲間が増えています。そのうちあやとびや2重跳びもできるかも…

 ひよこぐみなど小さい子が戸外に出て遊んでいると、すぐに「○○ちゃんだ!」と小さい子に駆け寄ります。「いっしょにいこうか?」「これつかう?」と目線を合わせ、優しく声を掛けています。小さい子も子ども同士だと通じ合えるのか、安心なのでしょう。嫌がらず嬉しそうに笑顔で遊んでいます。スクーターで遊ぶ時も 、「ちいさいこにぶつかったら、あぶないよね」と遊び方を考えてくれています。お部屋に入るまで一緒に寄り添ってくれるきぐみのおにいさん、おねえさん。今まで優しくしてもらった経験から、いたわりや思いやりの心が育ち、自然と年下の子に関われるようになってきています。もうすぐ年長組、この気持ちがさらに広がっていくことでしょう。

 様々なお話の中から子ども達と題材を決め、動きやセリフをみんなで話し合って考えてきました。イメージを膨らませて役になりきって楽しむ中で、他の子のセリフまで覚えてしまったり、遊んでいる時に劇で歌う曲を口ずさんでいるとみんなで大合唱になるくらいお話にのめり込んでいました。器楽合奏は何曲か歌っている間に、子どもたちが歌っていると元気になれるという「パレード」に決まりました。様々な楽器に触れ、自分のお気に入りの楽器を持ち、いざ本番!たくさんの観客の前で緊張もありましたが、楽しく演じ、発表することができました。みんなで一つのことに向けて取り組む楽しさを味わうことができ、また一つ大きく成長した子どもたちです。