社会福祉法人 名古屋厚生会

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4歳児「き組」編

 図鑑をめくり、野菜を見つけると「ぴーまんだ!」「これたべたことある」など会話しながカブトムシやセミ、カミキリムシにトンボ。夏の間、様々な生き物を観察したり触れたりする中で「つくってみたい!」という創作意欲がわき、虫作りが始まりました。図鑑を開き、ページをめくりながらお目当ての虫を探し出し、会話が弾みます。友だちと一緒にハサミやのり、テープを使い作りました。角を大きく強調したり、足の形や色を変えたりして、世界で一つオリジナルの虫たちがたくさんできました。みんなで描いた木に一つまた一つと虫の仲間が増えていくことが嬉しいようです。いろいろな形や色、大きさの虫たちが一人一人の子ども達の表情と重なります。「みんな違ってみんないい」「げんき やるき みんなだいすき」の活動に繋がりました。 

 野菜の成長を楽しみにしながら、水やりや草ぬきをしていた子ども達。「きのうよりおおきくなってるよ!」「もう、とってもいいかな?」と、期待十分で収穫をしました。「やさいのえをかきたい!」と言う子がいて、友だちと一緒に採った野菜を見ながら絵を描きました。「トマトって、いっぱいくっついてついてたよね?」「うん、ならんでた!」「ナスはいっこだけでおおきくなってたよ」と会話が弾み、子ども達なりの発見があったようです。その日は収穫したナスを調理室に持って行き「ちょうりいんさん、おねがいしま~す!」と調理を頼むと、炒めて醤油でうすく味付けをしてくれました。いつもは野菜が苦手な子も自分からパクリ!「ほいくえんのナスはおいしい!」と喜ぶ子、「いつもとおなじあじだった~」と苦笑いの子など表情は様々でしたが、いろいろな発見を楽しめた活動となりました。 

 子ども達と一緒に家や公園、線路などどんどん街ができていく内容の絵本『ぼくのまちをつくろう!』を読むと、「つくってみたい!!」という声があがり、街づくりが始まりました。牛乳パックを使って電車を作っている友だちを見て「めいてつでんしゃはあかいろなんだ」と色にこだわって赤いブロックを集めて、電車を作る子がいました。また、段ボールにペンで家を描いてみたり、ストローが木に変身したりと、どんどんにぎやかな街ができていきました。街づくりは段ボールの中では収まらず、机と床の間に毛糸を引っ張って、ロープウェイが登場!「こんなのりものあるんだよ!」と作りながら友だちと保育士が会話していると、「みせてみせて~」と輪が広がり、知らなかった乗り物に興味を持つきっかけになっていました。素材を選んだり、作り方を工夫するなど、それぞれに楽しみながら、友だちと一緒に作るおもしろさも味わえる遊びに発展しました。