社会福祉法人 名古屋厚生会

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4歳児「き組」編

 11月から縄跳びの運動遊びを始めました。
縄跳びパフォーマンスをしてくれる“まっちゃん”が来園され、「マント」「エプロン」「跳ぶ」の跳び方を教えてもらい、コツをつかむと少しずつ跳べるようになってきた子ども達です。今では積極的に縄跳びを持って園庭に出てやってみたり、友達が跳べた回数を数えたりして楽しんでいます。また、大縄にも挑戦し、友達の跳ぶ姿を見て応援したり、自分の番になると真剣になって跳ぼうとする姿から「できるようになりたい」「もっと、跳びたい」との気持ちが伝わってきます。まだまだスムーズにはいきませんが、子どものやってみたい気持ち、出来た喜びに共感していきたいと思います。

 夏を終え、心も体もひとまわり大きく成長した子ども達は集団遊びの楽しさが分かり、毎日「今日鬼ごっこする人?」と声を掛け合って仲間を集めています。最近では、「鬼は2人にする?」「鬼は白帽子にしよう!」と自分たちでルールを決めて遊ぶようになってきました。氷鬼では、鬼につかまっても友達が助けてくれると信じて待ったり、逃げるスリルを感じたり、鬼もまた、必死に追いかけてつかまえようとするワクワク感を味わったり、鬼ごっこには遊びの要素がいっぱい含まれていることが分かります。これからも、様々な遊びを通して友達同士の関わりを深めていきたいと思います。

 園外散歩や遠足で、枇杷島公園やノリタケの森へ出掛け、どんぐり拾いや落ち葉踏み、生き物探しなど、自然物に触れて楽しみました。「このどんぐり赤ちゃんかな?」「これは色が違うよ」「あ!帽子かぶってるのもある!!」など、たくさんの気付きもありました。また、木々の下でのかくれんぼや広いスペースでの鬼ごっこ、バトンリレーなど友達と遊ぶことが、ますます楽しくなってきています。過ごしやすいこの時期、天気の良い日は積極的に戸外へ出て、秋の自然の中でおもいっきり体を動かし、逞しい心と体作りをしていきたいと思います。

 初夏に植えたサツマイモの収穫の時期がやってきました。「お芋あるかな?」とドキドキワクワクで始まった芋ほり。まず、つるをひっぱってみましたが出てこず…残念そうな表情でした。くじけず土を掘り進めると…
「あった!!」と大はしゃぎ。みんなで奥のほう隅々まで掘ると、大きいのや小さいの、細長いのなど様々な形のサツマイモがごろごろでてきて期待以上の豊作でした。保育室に持ち帰り、匂いや手触りを確かめ、「ひげあるね」「あながたくさんあいてる」「幼虫がたべたのかも」と話合ったり、自由画帳いっぱいに芋の絵を描き楽しみました。昼食には芋のメニューが出て、柔らかくなっていたことや中身の色の変化に「どうやって作ったんだろう」と興味津々の様子でした。自分達で育てたことで、苦手だった食べ物を食べてみようとする子が増えてきました。こうした食育活動を通してたくさんの食べ物を知り、好きになるきっかけになったらいいなと思います。