
戸外に出ると、「さむいね」「かぜがつめたいよ」と子どもたちの話声が聞こえてきます。「走ったら温かくなるよ」「鬼ごっこする?」と誘ってみると、「やりたーい!」とやる気満々。じゃんけんで鬼役を決め、鬼ごっこが始まりました。追いかけられるとスリルを感じ、鬼に捕まらないように必死で走り回ったり、鬼役の子は「つかまえるぞ~」と夢中で追いかけています。最近、体育教室で教えてもらったバナナ鬼やしっぽ取りも人気です。バナナ鬼はタッチされた子がその場で固まり、仲間がタッチしに来てくれると元に戻れるというルールです。タッチされ、バナナに変身すると、「たすけて~」と仲間を呼んでいます。皮をむいてくれると、「あ~よかった、たすかった」と友だちと協力しながらゲームを楽しんでいます。しっぽ取りでは、取られてしまうと悔しくて泣いてしまう子や、次は取られないように早く走るんだと何度も挑戦する子など様々です。追いかける方は何本しっぽを取れるかを友だちと競い合い、盛り上がっていました。 保育士も一緒にゲームに入ることで、ルールを守って遊ぶことの大切さを伝えながら、集団で遊ぶ楽しさを感じられるようにしていきます。

日頃から絵本に親しみ、いろいろな物語を読むうちに遊びの中で役になりきって遊ぶようになりました。発表会があることを伝えると、「みつばちになったよね」「フルーツのおどりやったよ」と去年楽しんだことを話してくれました。あおさんではどんなことする?と物語選びから子どもたちとはじめました。1組は【野菜のパーティーおおさわぎ】2組は【3匹のヤギとトロル】に決まりました。絵本を何度も繰り返し読んだり、ペープサートを楽しむ中で子どもたちがこの役をやりたい、この曲ではこんな風に踊りたいなどとアイディアも出してくれるようになっていきました。友だちと一緒に役になりきって歌ったり、セリフを言うなど初めての劇遊びを楽しみながら進めていくことができました。
リズム遊戯も子どもたちと曲選びからしていきました。1組は紙製の和太鼓、2組はタンブリンを使いリズム打ち。「どん、どん、かっ、かっ、かっ」など独特な太鼓のリズムもあっという間に覚えていました。タンブリンは色ごとに鳴らしたり、踊りながら打つことは少し難しさもありましたが、繰り返しやっていく中でだんだんとリズムを感じて打てるようにもなっていきました。発表会の取り組みを通してイメージを広げながら表現する面白さや、みんなと一つのことをする楽しさを味わうことができました。