社会福祉法人 名古屋厚生会

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3歳児「あお組」編

暑い日のこと、子ども達とどうしたら涼しくなるか話すと、「みずがあったらすずしいよ!」というアイデアから川づくりが始まりました。クレパスや絵の具を思いっきり使って魚だけでなく、「みずをのんでるトトロもかこうよ!」などアイデアが溢れてきます。1つのアイデアから大人では思いもよらないような発想で遊びがどんどん発展していく様子を見て、子ども達の成長に頼もしさを感じました。

 できた川には水遊びで使った金魚を入れて金魚すくいや、また違った魚も作って魚釣りを楽しみました。釣りざおがからまってしまうと、「どうやったらとれるかな?」「はやくあそびたいのに~!!」と困っている子を見つけると、「てつだおうか?」と声を掛けたり、「ちかくでやるとからまるかも!」と言って離れてやってみたりと遊び方を模索する姿も見られ、友達同士のつながりがより深まり、一緒に遊ぶことの面白さを存分にあじわっていました。

 「きもちいいね~」「つめた~い!」という歓声から水遊びが始まりました。服や顔に水がかかることが嫌で、遠くから様子を見る子もいました。そんなある日、前日の雨で園庭が濡れてぬかるんでいました。外に出ると恐る恐る水たまりに入る子ども達。「ぬるってした~」「ちょっときもちいいかも」と言って泥団子を作ったり、泥山を作ったりしながら大胆な泥遊びへと発展していき、今までの戸外遊びとは全く違った遊びに変わっていきました。「きょうはみずであそべる?」「なんじになったらそとにいくの?」と毎日戸外に出ることを楽しみになっていき、水への親しみが深まり、水の特性を存分に楽しんだ夏でした。

 種まきを通して、植物への関心がでてきました。今回は、ひまわりとオクラ、綿の種をまきました。種にも色々な種類や形、大きさがあることに気付き、「これはなにができるの?」と興味津々。土にまく時は、「やさしくつちのおふとんかけるんだよね」と慎重に土をかけていました。「おみずのごはんだね」と生長に期待をしながら毎日頑張って水やりもしてくれていました。オクラがどんどん大きくなり、花が咲き実になると、「ぼうしがでてきたよ!」と不思議そうに見ていました。野菜を使ってスタンプ遊びも楽しみました。断面を見せると「おほしさまみたい!」「おまめがあるね~」とかわいい感想が聞こえてきました。昼食にオクラ入りのスープが出たとき、育てていたオクラと同じだと伝えると、「これは、あおぐみのオクラなの?」 「オクラっておいしいね!」と素直な言葉がたくさん聞こえました。普段野菜が苦手な子も「たべてみる!」とみんなでおいしく食べることができました。