社会福祉法人 名古屋厚生会

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3歳児「あお組」編

 あお組になり、自分の体を上手く使えるようになってきて、様々な運動遊びを楽しめるようになりました。始めは平均台を2台並べて渡りやすいように設定すると、「もっとながくして!」というリクエストから1列へと変化し、ジャンプする跳び箱も1段、2段、3段と高さが変わってきました。平均台を繰り返し経験すると、上にも乗れるバケツを自分たちで組み合わせて平均台遊びをする様子も見られます。「こっちにつなげよう!」「ここにおいたらとどかないよ~」など友達と話し合いながら毎日違った形になっています。なかには、ちょっぴり怖い子もいて、「いっしょにやって~」と保育士に手を繋いでもらいジャンプしています。やってみようとする子ども達の思いを大切にしながら、様々な遊びを展開しています。

 始めは「ちょっとこわいな・・」と遠くから見ている子が多かったですが、毎日楽しんでいくうちに、今では虫探しは大人気になりました!プランターの中だけでなく、保育士と一緒にプランターを動かして虫を探したり、なかなか捕まえられない蝶を帽子やバケツなど使って捕まえようと園庭を走り回って追いかけたりする子もいます。「きょうはこんなむしみつけた!」「このまえみつけたやつよりおおきいね~」など見つけてきた虫と比べて楽しんだり、一番人気のダンゴムシを迷路の中に入れてゴールに行けるように応援したりしています。外から帰るときには捕まえたところに戻し、小さな虫たちの気持ちにも少しずつ気づいてきました。

 屋上に飾ってある大きなこいのぼり。「きょうはねてる?およいでる?」と毎日眺めていました。「みんなはどんな色のこいのぼりが好き?」と質問してみると、「みどりいろのこいのぼりがすき!」「でもみどりいないね・・・」とつぶやく声が・・・。それじゃあみんなでこいのぼりを作ってみよう!ということでこいのぼり作りが始まりました。できたこいのぼりを見ながら歌を歌ったり、友だちのこいのぼりとの違いを見て楽しんだりし、盛り上がっていました。

 近くの公園でつまれた花が落ちていたのを保育士が見つけ、水に浮かべて保育室に飾ってみました。「このいろきれい!」「たんぽぽだよね?」「このままだとかれちゃうね・・・」といつまでも心配そうな表情で見ていました。きれいな花を忘れないように折り紙を使って製作をしました。ゆっくり丁寧に折るということも経験し、きれいな花がたくさんできました。枯れていく様子も見ることで命の大切さにも触れることができました。