社会福祉法人 名古屋厚生会

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3歳児「あお組」編

 寒さで体が硬くなりがちの時期には、遊ぶ前に準備体操をしたり集団遊びや大縄跳びで楽しみながら体を温めています。準備体操では、腕の力が付いていくように手を地面について足をあげるカエルポーズに取り組んでいます。初めは力が弱く、足があがらなかった子も何回も繰り返していくうちに足をグ―――ンと高くあげて体を支えられるようになってきました。集団遊びでは、転がしドッジボールや猛獣狩りゲームが人気です。ルールも理解できるようになり、「ボールがくるよ!はやくにげよーー!」と友達と一緒にゲームをする中で、集団で遊ぶ楽しさを感じられるようになりました。体を動かす心地良さも味わい、心も体も開放的になりながら毎日戸外で遊んでいます。

 画用紙や折り紙、ストローや割り箸、廃材等が置いてある製作コーナーが大人気。毎日何を作ろうかな?と材料を選びに行き、イメージを膨らませて作り上げる楽しさを味わっています。ある時、保育士がゼリーのカップに折り紙で作ったチューリップをくっつけてみると、「かわいい!」「作ってみたい!」とどんどん作り始め、チューリップ屋さんごっこが始まりました。「私、店員さんね」「○○ちゃんお客さんやってね」と子ども同士で決め、次の日にはチューリップ屋さんからお花屋さん、ピクニックごっこに発展して楽しんでいました。自分達で作った物でイメージを共有しながら遊びを広げていく姿に大きな成長を感じています。 

 お気に入りの絵本の「どうぞのいす」や「ねずみの嫁入り」の物語が流れるCDをかけると一緒に歌ったり踊ったり舞踊劇遊びに発展していきました。自分達でやりたい役も選び、必要な道具も作りました。「この色にしよう!」「一緒に作ろうよ」と自分達で考えながら作りあげていきました。大きなホールで劇遊びを始めた頃は少し恥ずかしがったり緊張する姿も見られましたが、何回も繰り返し楽しむ中で、友だちと一緒に物語を演じる楽しさを味わえるようになり、「劇遊びやりたい!!」「今日もホール行こうよ」と自信を持って取り組めるようになりました。