社会福祉法人 名古屋厚生会

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2歳児「もも組」編

 園庭に白線が引かれ、大きいクラスがかけっこをしているのを興味をもって見ていました。園庭に出ると「よーい、どん」と自然に走り出していました。年中組が音楽に合わせて踊る姿を見て「せんせい、あのぼうほしい」と手に持っているポンポンに興味をもった子ども達。早速、廃材を利用して、もも組用に作ってあげました。音楽が聞こえてくると、それを持ち出し、歌ったり踊ったり大喜びでした。運動会の楽しい雰囲気に「私たちもやりたい」という思いが感じられました。そこで、運動会ごっこをすることにしました。かけっこは友だちとゴールまで走りきり、ゴールしたときの子どもたちの顔は、笑顔いっぱい。大好きな遊戯は年中組と一緒に踊り、楽しい交流になりました。追いかけ玉入れはたくさん玉を拾い、保育士が持つカゴへ入れようと、喜んで追いかけていました。最後に「がんばったね」とメダルをかけてもらうと満面の笑みがあふれました。

 絵の具の筆やのりなど、初めて触れる素材や道具に興味をもち始めました。指先を使って描いたり、塗ったり、破ったりさまざまな素材を使った遊びを楽しんでいます。   年中組が園庭で育てていた夏野菜をよく観察していた子ども達は新聞紙を丸めて「みて、とうもろこしできたよ」と自慢げに見せてくれました。絵の具と筆を用意すると「じぶんでやりたいー」と色塗りをしたり、とうもろこしのひげ(すずらんテープ)をさくところも全部やってみたいというので保育士と一緒に作りました。そこで異年齢交流も兼ねて、年中組をとうもろこし狩りに招待し、一緒に収穫をしました。「とれたよー」「これわたしがつくったのー、すごいでしょう」と嬉しそうに話しが弾み、どのとうもろこしにしようかと悩んでいると、年中組のお友だちが「どれにする?」「とれる?」と優しく声を掛けてくれていました。作る楽しさ、作ったものが遊びの中に取り入れられ、遊びが広がっていく面白さを日々、経験しています。