社会福祉法人 名古屋厚生会

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2歳児「もも組」編

秋頃からハサミを使って製作遊びを楽しんでいます。初めは、正しい持ち方が分からず「こう?」「あってる?」とはらはらドキドキな場面も見られましたが、子どもたちは切り始めると真剣な表情でゆっくり慎重に。保育士は「グーパーグーパー」の掛け声をかけながらそばで見守り進めていきます。まだまだ、はさみを横に寝かせてしまったり、指を広げて閉じるという動作が難しい子もいますが一回切りが出来るような短冊状の紙を用意すると「もっとやる!」とやる気満々です。 
 また、のり付けも上手になり「すこしずつ」「いっぱいつけないように」と付ける量も調節しながら切った紙をのり付けして飾っています。自分で作った作品が嬉しく何度も見ている子ども達です。 
楽しく出来た経験の積み重ねが上達に繋がり、手先が発達し集中力が身に付いてきます。 

 着脱の時、「やってよー」と保育士の所まで持ってきていた姿が嘘のよう。今では積極的に自分で行えるようになってきました。細かい指先の動きができるようになり、チャックをしめたり、裏返った衣服を直したり意欲が高まっています。
 出来ると、「じぶんできれたよ」と目をキラキラさせて教えてくれます。日々の積み重ねの中で少しずつできるようになり、その達成感から自信に繋がっています。まだ一人では難しいところもあるので、保育士がさり気なく手伝い、できた喜びを一緒に共感し、見守っています。

 戸外遊びから帰ってくると、「手洗いうがいするんだよね?」「ガラガラうがい上手にできるよ」とやる気満々で手洗い場に並びます。石鹸をつけると、指の間や手の甲など隅々まで洗えるようになってきました。水を口に入れたら上を向いて「あ~!」と声を出しながらガラガラうがいもがんばっています。 まだ、上を向くと口から水がこぼれてしまう子もいます。手洗いでは、石鹸を手にのせこすらずに流してしまう子もいますが、一人一人に手洗いうがいの大切さを丁寧に知らせ、感染症に気をつけていきたいと思います。

 簡単なルールのある遊びができるようになってきました。しっぽとりでは、「つぎ○○ちゃんが逃げてね」「ぼくが追いかけるね」など子ども同士で言葉のやりとりをしています。しっぽをとられないように、夢中になって走り、ゲームが終わると自分のしっぽを触り嬉しそうな表情が満ちあふれています。また、取られると悔しくて泣けてしまう姿も見られます。フルーツバスケットやイス取りゲームでは、「ここのイスあいてるよ」「こっちだよ」と教えたりと、友達を意識して遊ぶことが増え、仲間意識が芽生えてきました。 これからも保育士や友だちと一緒にルールのある遊びをたくさん取り入れ楽しんでいきたいと思います。