社会福祉法人 名古屋厚生会

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1歳児「あか組」編

 夏ならではの遊びを楽しみました。初めは遠慮がちにそっと触れたり、遠目から見たりしていた子ども達でしたが、何度も繰り返すうちに徐々に遊び方も豪快になっていきました。泥水の中に一直線に飛び込んで全身泥だらけになって遊びました。じょうろやカップの中に水を入れたり泥を器に集めてジュースを作ったりして、ままごと遊びへと発展して楽しんでいました。その後お湯のシャワーをする時「ドロドロだね。きれいにしようね」と保育士が言うと「うん」と応えながらとても満足そうな子ども達でした。水、泥に触れ、夏の解放感とたくさんの感触や発見を楽しむことができました。

 ズボンやシャツ、帽子、靴下等今まで保育士にやってもらっていたところから少しずつ「自分でやってみよう」と興味が出てきています。ズボンを前に置いてあげると両手で持って自分で足を通そうとして、お尻だけひっかかった時に保育士がさりげなく後ろから上げてあげると「できたー」と嬉しそうです。「すごいねー!できたね!」と褒められると得意そうな顔。‘できた‘という達成感、褒められたことの喜びが「もっとやってみよう!」という意欲へと繋がっていきます。日々の達成感の積み重ねが子ども達の大きな自信となり着脱だけでなく様々な物事へチャレンジできる力となっていきます。

 園庭に出ると子ども達の目に入るのは、プランターに実っている夏野菜。「あったー」「これ」と指をさしたり、「あか!」と色の違いを教えてくれたりします。食育の一環として実際に保育室でトマトやきゅうり、ナス、ゴーヤに触れてみました。大きなきゅうりを嬉しそうに持ち上げたり、ゴーヤのボコボコにそっと触れてみたり、色や形の違うトマトを食べる真似をしている子もいました。昼食でこれらの食材を使ったメニューが出ると「あっ!とまと」「きゅうり」と言いながら嬉しそうに食べています。野菜を見たり、触れたりして楽しみながら、食べることへの喜びにつなげていきたいと思います。