社会福祉法人 名古屋厚生会

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1歳児「あか組」編

 指先の力がついてきて、色々な遊びの幅が広がってきています。以前は玩具を手に持っているだけで満足していましたが、成長するにつれて遊び方が変わってきました。人差し指と親指を上手に使い、ブロックを摘まんで高く積んだり、「“おうち”つくろ!」と保育士を誘い、ブロック板に柱や壁のブロックを付けて友だちと一緒に遊びを楽しんでいます。また、四角く囲いを作ってお風呂に「ざぶーん!きもちいね~」と人形を入れてあげたりなど、自分の経験したことを遊びの中にも取り入れて楽しむ姿が見られるようになってきました。ひも通しやパズル、アイクリップなど様々な玩具に興味を持ち、何でもやってみようとします。子どもの好奇心を大切にしていきながらさりげなく遊び方を知らせたり、時には子どもたちと同じ目線に立って一緒に考えていくことで安心して挑戦できる環境づくりを心掛けています。

 ボール遊びが大好きな子どもたち。ボールを「えいっ!」と投げたり、蹴ったりして楽しんでいます。転がっていくボールを「まてまて~」と追いかけ、つかまえると嬉しそうです。「ボールしよう」と保育士の手を引き、一緒に遊びます。園庭にバスケットゴールやサッカーゴールを用意し、保育士がシュートの見本を見せると、「ぼくもやる」「せんせいといっしょにやる」と片足で蹴ろうと頑張っている姿が見られます。保育士が「すごいね」と声を掛けると、得意気な表情を見せてくれます。 
 遊び終わったボールを「どうぞ」「ありがとう」と譲り、優しく笑い合う姿が微笑ましいです。 
時には遊びの中でトラブルになることもありますが、保育士が仲立ちとなり一緒に遊びながら、友達と関わって遊ぶ楽しさがたくさん味わえるようにしていきたいと思います。

 身のまわりのことができるようになり、自分でしようとする気持ちが育ってきています。毎日の着替えも子どもたちにとっては「自分でやってみる」という大切な機会です。昼食後や午睡後に、自分の着替えを見つけると、やる気満々でお着替えスタート。服をひっぱり襟から頭を出す、袖にまっすぐ腕を通す、ズボンに足を入れ引っぱり上げるなど、少しずつ出来ることが増えてきた子どもたち。自分では難しい部分は「やって」と持ってくるのを近くで見守ったり、「お手伝いしてもいい?」と声をかけてから援助しています。ズボンを上げるタイミングで、さりげなくお尻部分をひっぱり上げたり、袖に腕を通しやすいように伸ばしておいたりするなど、やり遂げようとする気持ちが継続するように関わっています。今では、友達と競うように「もう出来たよ」「あと少し」等の声が聞こえてくる時もあり、子ども同士で刺激し合っています。着替えが終わると頑張った事を褒め、成長の喜びを一緒に感じています。