ひよこ組はみんな、ボールプールが大好き。それぞれの発達に合わせ、遊びを楽しんでいます。おすわりが安定してきたお友だちは笑顔でボールに手を伸ばし、「あーあー」という声も弾んでいます。ハイハイのお友だちはプールの枠を出たり入ったりすることも自由自在。動けることがうれしくて、得意気に手をあげて「ここだよ~」とアピールする姿がとってもかわいらしいです。手指の力も強くなってきて、ボールを上手に握ると「みてみて!」と言わんばかりの表情。あか、あお、きいろ・・見比べて、色の違いもわかっているようです。また、素材の異なるボールの感触を“フワフワしてるね”“ぎゅっぎゅっ”と、保育者が声で表現すると、興味を持ったお友だちは真似をして触ったり握ったりしようとします。投げることを覚えたお友だちは、ボールをぽいぽいと外へ出し、部屋はたちまちボールだらけ!こんなふうに、ボールプールでの遊び方は一人一人異なります。それぞれが楽しく身体を動かせる環境作りを工夫し、「たのしいね」「できたね」の喜びを共有しています。
たらいを保育室に置くと、興味を持った子たちが近づいてきました。のぞいてみると氷が入っています。「なんだろう?」。触ると冷たさにびっくり!思わず身体が固まり、じーっと見入っていました。「つめたいね~」と保育者が声をかけながら触ると、真似をして手を伸ばします。だんだん慣れてくるとつかもうとしますが、つるつるとすべりうまくつかめません。それでも懸命に持ち上げようと頑張る子がいます。ぱしゃぱしゃとたたいてみたり、床をすべる氷を追いかけたりしながら、集中して楽しんでいました。遊んだあとは、「つめたかった?」「またあそぼうね」と会話を楽しみながら、ぬれた衣服を着替えさっぱりしました。成長するにつれ「こおりってなにでできてるの?」「どうしてちいさくなるの?」など疑問や不思議さを感じるようになるかもしれません。そんな興味、関心への第一歩となるように様々な”モノ”や”コト”の出会いを大切にしていきたいと思います。