社会福祉法人 名古屋厚生会

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0歳児「ひよこ組」編

 「これはなんだろう」「触ってみたい」という興味・好奇心が、小さなひよこ組の子どもたちの中にたくさん見られるようになりました。音の出るもの、柔らかいもの、動くものなどを子どもたちの手の届く所に置いてみると、目を輝かせて手を伸ばしたり、ハイハイしたりして向かいます。
 つまんだり叩いたりひっぱったりするなど手や指、口を使って確かめ、遊び始めます。遊んでいる時の表情を見ると「ピーピーという音がするね」「これは硬い。こっちは柔らかいよ」「ここを押すとどうなるのかな」など、一人一人の思いが伝わってきます。時には、思わぬ方向に動いてびっくりして泣き出すことも‥子どもが何を楽しんでいるのか、面白がっているのかを理解し受け止めています。気持ちをわかってもらえる安心感のもと、様々な身の回りのものに出会い、触れ、感じ、子どもたちは自分の世界を広げていきます。

 月齢の高い子は、名前を呼ばれると「はい!」と返事をすることができるようになりました。絵本や紙芝居を読んでもらい、大好きな動物が出てくると「あっ」と指さしたり、「ぞうさん」、「わんわん」と言ったりします。手遊びやリズム体操を見たり、保育士の真似をしながら体を揺らして楽しんでいます。 他にも車や食べ物など興味のある物はそれぞれですが、好きな物や遊びを通して、言葉を獲得しています。
 また、今までは泣いて思いを伝える場面が多かったひよこさんですが、「これがほしいの?」、「うん!」と頷いたり、「ちょうだい」、「どうぞ」と手を差しだしてみたりと、身振り手振りで自分の思いを伝えられるようになりました。保育士や友だちと関わって遊んだり、簡単なやり取りが出来たり、ますます表情も豊かになっていきます。一人一人とコミュニケ―ンを取りながら、気持ちに十分寄り添い、心身共に成長していく姿を見守っています。