社会福祉法人 名古屋厚生会

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5歳児「みどり組」編

 一人ひとつバケツ稲を大切に育ててきたみどり組の子ども達。園庭で遊びながらもバケツ稲が気になり観察をしたり、水やりをしてきました。毎日見ているからこそ、水の中にある草が増えていることに気づきます。「せんせい、くさがいっぱいだけど、だいじょうぶ?」と言う子ども達に、栄養がとられてしまうことを伝えると必死になって一本づつ丁寧にとっている姿は頼もしく感じました。ある日、育ってきたはずの稲穂が少なくなっていることに気づき、「なんで?」と“肥料”をあげました。すずめが食べに来ていることを知り“かかし”を作り、バケツにさしました。かかしに守られ生長した稲が、収穫の時期を迎えたことを喜び、稲刈りを楽しみました。「ちょっとは、すずめにあげてもいいよね~?」と全部刈り取らずに残しておいてあげる優しいみどり組さんでした。

 夏の遊びの終わりと同時に、運動遊びや集団遊びが盛り上がってきました。ゲームが好きなみどり組の子ども達と様々な形のリレーごっこを楽しみ、すっかりリレーに夢中になっていました。初めはただ自分の順番になったら走るだけで楽しかったのですが“勝ちたい!勝つためには?”とグループで相談する姿がたくさんみられるようになり、話し合いから友達の気持ちを考える姿も増えていきました。又、子ども達と相談して曲選びや楽器決めをしたCD鼓隊の取り組みや体育教室で教わった組体操の取り組みでは、友達と力を合わせることを知り、充実した日々を過ごすことができました。“難しかったけどやれた”“最後まで頑張った”という経験が一人一人の自信に繋がると思っています。