社会福祉法人 名古屋厚生会

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4歳児「き組」編

 この夏、色水遊び、どろんこ遊び、シャボン玉、牛乳パックで船を作って浮かべたりといろいろな夏の遊びを楽しみました。そんなある日、水てっぽうで遊んでいた男の子の「しょうぼうしさんみたいでしょ?」の一言にヒントを得た子どもたちが作りだしたものは…「みずできえるものはなにがいいかな?」とマジックではなく絵の具を選び、「ひのいろって、どんなふうかなー?」と絵の具の色を混ぜたり、友達と相談しながら描いていました。翌日、子ども達はちびっこ消防隊となって「かじだー、けすぞー」と元気なかけ声とともに、火消しが始まりました。「色が落ちてくると、もっと水をかけよう」と消防隊の隊長が声を掛けると更にバケツや空き容器を持ってきて、水を勢いよくかけ始めました。徐々に絵の具の色が取れてくると、「やったー、ひがきえたぞー!」―消化完了― 
水てっぽうの遊びから、絵の具で炎を描いて消す遊びに発展したことでちびっこ消防隊は達成感や満足感を味わうことができました。「つぎはどうする?」ともう、次の遊びを考え始めていて、子どもの発想力にいつも驚かされています。 

 5月に植えた夏野菜がこの夏大きく生長し、収穫することができました。中でもトウモロコシの生長にどの子もびっくり。子どもの背丈までなると「どっちがおおきい?」と背比べをしている子もいました。きゅうり、ピーマン、なすもツルが伸びてくると、花が咲き、大豊作でした。
いろいろ形の野菜を見比べて「このきゅうりくるりーんってなっておもしろい」と生長過程を日々観察し、楽しみながら育てていました。残念ながらスイカは小さく実がなったものの、そのあとは生長することが出来ませんでした。しかし中身を割って見てみると「あ、すいかのにおいがする!」「たねもあってあかいからやっぱりすいかだー」と一生懸命育ててきたスイカを愛おしそうに見ていました。トウモロコシは葉っぱが枯れて茶色くなってきたので、抜く事にしました。「ねっこ、かたいな~」と根強く張っているトウモロコシを大きなかぶのお話のように「うんとこしょ、どっこいしょ」とみんなで力を合わせて引っ張りました。夏野菜の栽培が終了し、からっぽのプランターを見て少し寂し気にしていました。そんな子ども達に今度は冬野菜を育ててみようと提案すると「いいね」と次の野菜を何にしようか図鑑を見ていました。