社会福祉法人 名古屋厚生会

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2歳児「もも組」編

 プランターの色とりどりの花を見つめ、「おはなきれいだね」「わたし、ピンクのおはながいいな」などと可愛らしい会話が飛び交っています。中にはプランターを覗き込む子も…「むしさんいるかな?」と一生懸命虫を探しです。見つけると、「あ!いたいた!」「せんせいみてー」と大興奮!!「これ、なんのむし?」「なんでまるくなっちゃうの?」と興味津々です。その虫はダンゴムシと知った次の日からは、園庭に出るとダンゴムシ探しに夢中です、「せんせい、だんごむしさがそう」と誘ってくれたり「みてーこんなにたくさんみつけたよ」と自慢気に見せてくれます。お友達と一緒に探したダンゴムシは特別です。砂場遊び用のカップに入れてずーっと大事そうに持ち歩いています。お部屋に帰る際には、「バイバイ」「また明日ね」と元の場所に返してあげるのも日課になりました。これからの季節、次はどんな生き物に会えるか楽しみにです。 

 もも組では今、バケツ型遊具が大人気です。4月当初は、保育士の手を借りてゆっくりゆっくり進もうとする子が多くいました。最初は数名で遊んでいましたが、次第にたくさんの子が集まるようになったので、他の用具と組み合わせサーキットごっこができるようにしてみました。今では、バケツ型遊具の上を誰の手も借りず渡り、跳び箱を山に見立てて登り、「せんせいみててね」と跳び箱の上からジャンプです。「一人でできた!」が達成感と自信に繋がっています。遊んだ後には、バケツ型遊具を重ねてお片付け。たくさん経験を重ねて、「できる」が増えていく喜びを子ども達と共感しています。 

 保育室でのお気に入りの遊びを紹介します。まずは、お友達とキッチンでお料理です。トントントントン…包丁で何かを切る音が聞こえてきます。「なにつくろうかな?」「お野菜もきらなきゃ!」お皿を洗って拭いて、テーブルの上にご馳走を並べて「カンパーイ!!」パーティーの始まりです。「せんせいどうぞ」と保育士にもご馳走を振舞ってくれる素敵なももさんです。ニューブロックも大人気。友達と道路を作ります。「もっとながくする?」「ここにつなげよう」と自然と子ども同士の会話も増え道路はどんどん長くなります。繋げたり重ねたりから立体的な物も作ることができるようになってきました。 
 端午の節句の頃、新聞紙で兜を作っていると「なにつくってるの?」と自然と集まってくる子どもたち。そこで、兜にシールでデコレーションしました。思い思いの場所に好きなシールを好きなだけ貼って、オリジナル兜の完成です!「できた」「みてみて、かわいい?」とできたばかりの兜を被って見せてくれました。 イメージが豊かに遊べる保育環境を工夫し、友達と一緒に遊びを展開する面白さを味わえるようサポートしています。