社会福祉法人 名古屋厚生会

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2歳児「もも組」編

 新学期、朝の準備は保育士でした。ももぐみの生活に慣れた頃、「自分でやってみる?」と声を掛けると「やりたい」の言葉が返ってきたので、カバンからタオルを出してタオルかけにつけ、カゴに連絡帳を入れることから準備を始めました。上手くできないときには後ろからそっと手を添えて手伝いますが、保育士が子ども達の自発的な「やってみたい」という意欲を尊重し、そばで見守りながらたくさんの「できた!」味わえるように行っています。 

 「手首をひねって蛇口を回して水を出す」「ポンプを上から押して石鹸をつける」「手をすり合わせて泡立てる」「タオルで拭く」など、手指を自由に動かせるようになってきました。お友達が前にいたら順番待つよ、袖が長かったらまくるよなど、自分で考えて行動できることが増えています。
洗い終わるときれいになった手を眺め「ピカピカだよ」と笑顔で手のひらを見せてくれます。 

 園庭で元気に遊ぶもも組さん。走る、跳ぶ、つかまるなどの様々な動きがスムーズにできるようになってきました。色とりどりのバケツ型遊具を園庭に並べていると「なんだろう?」と興味津々で集まってきました。バケツの上は、ぎりぎり両足が乗るくらいの広さです。両足をくっつけて、バケツに手をつきながら、一歩一歩ゆっくり慎重に足を運びます。先生に手を引いてもらい、立ち歩きに挑戦する子もいます。両手をまっすぐ横に広げて、バランスを取りながら渡っている子もいました。何度バランスを崩してもあきらめずに挑戦しています。次々一人で渡れるようになってきて感動します。 
最後はマットにジャンプ!新しい事に挑戦できた嬉しさや、一人で出来た達成感を満面の笑みで表現してくれます。日々の遊びのなかで、バランス感覚などの体の使い方が自然と身についてきています。子ども達の「やりたい」気持ちを尊重しながら楽しく過ごしています。